どのようにして病気になるのか | 人間より動物好き 獣医師シワ男

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埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
サ論代理店

なぜ病気になるのでしょうか。

どのようにして病気になるのでしょうか。


皆さん、疑問に思ったことあるのでは

ないでしょうか。


病気になっていく過程がありますので、

それを7段階に分けて考えていきたいと

思います。

・病気になる7段階

第一段階:細胞の衰弱化

第二段階:毒血症

第三段階:刺激

第四段階:炎症

第五段階:潰瘍

第六段階:硬化

第七段階:癌

それぞれについて説明していきたいと

思います。


まず

第一段階:細胞の衰弱化

十分な運動ができなかったり、ストレスが

溜まってきたりすると消化や代謝の機能が

低下し、老廃物を体の中から外へ出していく

ことが難しくなったり、血液循環などが円滑に

おこなわれなくなります。

そうすると体の中に溜まった有害物質が

体の外へ排泄されるより、溜まってくる

方が早くなり、血液、リンパ、組織に

毒素が溜まって、毒血症という状態に

なっていきます。


これが第一段階です。

第二段階:毒血症

体の中から外へ排泄しきれなかった毒素が

血液やリンパ、組織の中でこれ以上溜めら

れない状態になります。

これを毒血症と言います。

体は細胞からできており、細胞はそれぞれが

生きています。

細胞は、酵素や栄養を取り入れてエネルギー

を製造したり、組織を作ったり、生命機能を

つかさどったりしています。

この細胞を取り囲んでいるのが体液で、

細胞は体液を取り入れることで、酵素や栄養を

取っています。

この体液が毒素でいっぱいになると栄養や酵素

を取り入れることができなくなるばかりではなく、

細胞の中の毒素を細胞の外へ運び出すことも

できなくなります。


そうなると細胞は変性したり、老化したり、

突然変異を起こしたり、死んだりします。


このような毒素に侵されている細胞で構成

された組織には異常が生じてきます。


これが第二段階です。


ここまではまだ、病気として

症状が出てくることはありません。

第3段階になってくると

病気としての症状が出始めます。


長くなってきましたので、

次回は第3段階からお話をさせて

いただきます。


最後まで、読んでいただき

ありがとうございます。

感謝いたします。