おなかに注意 | 人間より動物好き 獣医師シワ男

人間より動物好き 獣医師シワ男

埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
サ論代理店

最近、暑くなってから下痢や嘔吐をする動物たちが

多く見られます。

季節の変わり目なのか、食べ物の問題なのか、

色々考えられるのですが、この時期は

下痢や嘔吐をする動物たちが毎年多くなります。

 

腸炎の原因として多いものは、

食事、感染症、薬物などがあります。

感染の原因もウイルス、細菌、真菌

寄生虫などがあります

 

診断は、糞便検査や血液検査、レントゲン検査

エコー検査などを状況に合わせておこないます。

ただ、原因の究明は必ずしも容易では

ありません。

 

治療は、原因が確認された場合は

その治療をおこないます。

原因が特定されない場合や症状治療を

おこなう場合は、対症療法をおこないます。

急性の場合は、腸管を休めるために

12~24時間、絶食をおこないます。

下痢の場合は、下痢止め

嘔吐の場合は、吐き気止め、胃薬、

腸管運動改善剤をおこないます。

脱水が見られたり、症状が激しい

場合は、入院し点滴をおこなうことも

あります。

 

下痢、嘔吐の症状が見られたり、

元気、食欲がなくなったりした場合は

なるべく早く、動物病院にご来院ください。

 

この時期、突然暑くなって体調管理が

難しい時期なので、動物のことも

思いやっていただき、体調管理が

できるようにしてあげましょう。

 

 


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