最近、暑くなってから下痢や嘔吐をする動物たちが
多く見られます。
季節の変わり目なのか、食べ物の問題なのか、
色々考えられるのですが、この時期は
下痢や嘔吐をする動物たちが毎年多くなります。
腸炎の原因として多いものは、
食事、感染症、薬物などがあります。
感染の原因もウイルス、細菌、真菌
寄生虫などがあります
診断は、糞便検査や血液検査、レントゲン検査
エコー検査などを状況に合わせておこないます。
ただ、原因の究明は必ずしも容易では
ありません。
治療は、原因が確認された場合は
その治療をおこないます。
原因が特定されない場合や症状治療を
おこなう場合は、対症療法をおこないます。
急性の場合は、腸管を休めるために
12~24時間、絶食をおこないます。
下痢の場合は、下痢止め
嘔吐の場合は、吐き気止め、胃薬、
腸管運動改善剤をおこないます。
脱水が見られたり、症状が激しい
場合は、入院し点滴をおこなうことも
あります。
下痢、嘔吐の症状が見られたり、
元気、食欲がなくなったりした場合は
なるべく早く、動物病院にご来院ください。
この時期、突然暑くなって体調管理が
難しい時期なので、動物のことも
思いやっていただき、体調管理が
できるようにしてあげましょう。