動物総合医療を考える | 人間より動物好き 獣医師シワ男

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埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
サ論代理店

先日、動物総合医療を考えるという講習会がありました。

 

まず、今なぜ総合医療なのかということでの

話があり、現在の医療は、西洋医学が主な

治療となっております。

この西洋医学は、病人より病気に焦点が

当たりがちになってしまうという点が指摘

されています。

近年では、病気だけでなく病人全体を

とらえて治療するという姿勢が重要視

されるようになりました。

欧米では西洋医学の欠点を補い、患者様を

全身的に治療できる補完・代替医療が盛んに

なってきたようです。

 

総合医療とは、個人の年齢や性別、

生活環境さらに個人が人生をどう歩み、

どう死んでいくかまで考え、西洋医学、

補完・代替医療を問わず、あらゆる療法

からその個人にあったものを見つけ、

提供する受診側主導医療と人は定義

されているようです。

 

では、動物にとっての総合医療とは、

動物の一生を西洋医学、補完、代替医療問わず、

あらゆる療法からその動物にあった適切な

治療方法を見つけ提供する受診側主導医療、

すなわち動物と人(飼主様と家族)を幸せにする

医療と定義されるようです。

 

動物の場合の総合医療は、動物達を飼っている

飼主様がいて、動物達がいます。

動物達にとってもいい医療でなければいけませんし、

飼主様にとってもいい医療でなければなりません。

双方にとってよりいい医療である治療であれば

それに越したことはないと思います。

 

現場でも西洋医学に限界があるときがあります。

そんな時、総合医療としての漢方や

ホモトキシコロジー、ドイツ自然療法、

フラワーレメディ、アロマセラピー、

リハビリテーション、サプリメント、食事療法

などを西洋医学とうまく組み合わせて

治療すれば、もっといい生活がおくれる

かもしれません。

 

これからは、もっと柔軟な治療を心がけ

動物達、飼主様にとっていい医療を提供できるよう

勉強する必要があると実感いたしました。

 

まず、自分ができることから勉強し

皆様に提供できるように努力いたします。

 

 


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