こんにちは、脊損について
病院に勤務していた頃
Th7~8の横断性完全型脊髄損傷の患者さんを6ケ月担当した。
様々な脊損患者さんの中でも、かなり重症度が高い方だった。
急性期の神経原生ショックから転院するまでの50代 男性
とても気さくで、意欲的だった。
「障害受容」という言葉があるが、彼は気にしているそぶりは全く無く、ラーメンとコーヒーの話をよくしていた。
カップラーメン 赤いきつね に何をトッピングするか!そんな話で盛り上がってリハビリせずよく注意されていた。
脊損のリハビリは今できる能力をアップして生活がしやすくするだけ。
今の科学ではそれ以上のことはできない。
筋トレをして車いすの移乗動作やトイレの訓練など多岐にわたる。
でももっと大事なことが「障害受容」である。
ある日とつぜん足が手が動かなくなる、考えられないですよね!!
でも何かがきっかけで、なる可能性は全ての人にある。
動くのが当り前ではないのだ!!
彼は見事に上半身の筋力増強して、出来ることが増え転院していった。
見送るとき、「握手をして、胸にパンチをくらった」
結構効いた!!すごい筋力アップしていた。
「お前もガンバレヨ!!」そんなパンチだった
出来ることは何でもやる!!
「がんばっているんだけど!!」それは違う
そんな言葉は、「自分にいい訳しているだけ」でしょう!!
そう自分に言い聞かせています。
先日セミナーで等尺性収縮の筋トレをやった時に、「これどっかでやっていたなー」
と思い、今日彼の筋力トレーニングが似ていた事に気がついた一日でした。
ps大好きだったGPオートバイレーサーのレイニーも脊損で引退した。
科学的治療が早くみつかることを祈るばかりである。
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