寝息 | 想庵 ~まさくんのブログ~

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徒然なるままに路地裏や古寺社・古道をぶらついたり飲食を楽しんでいます。

お腹の上が

重い


やんちゃな

愛犬が

お腹の上で寝ている


用心深い犬なのに

無防備に

寝息をたてている


安心しているのだろう


あちこち

揉んでも

鼾まで聞こえ始めた


可愛い子だ


警戒心が強く

散歩のときも他の犬には気を許さず

やたらと吠える


したがって

犬友は

この子も

私も

飼い始めた頃知り合った

一匹とその飼い主さんを除いて

いない


早朝などに

出会う犬と飼い主さんは

挨拶しようと近寄ってくれるが

うちの子は吠えるので

こちらは回避運動に努める


こうした毎日は

とても疲れるのだが


お腹の上の寝息を聞くと

仕方ないとも思う


毎晩

ケージの自身の家で

寝るように躾けているが


朝から夜寝るまでは

家の中を自由にしている


私がソファで横になると

足の間で寝たり

お腹の上で寝る


家族皆に

愛情をかけられ

彼も家族皆を大切に思っているようだが

なんとなく

他の家族よりは

私に懐いている気がする

お腹の上で寝るのは

私だけだから


色々と

世話がやけるのだが

いなくなると

間違いなく寂しくなるだろう


全く飼う気はなかったが

こうなってみると

可愛い子だ


もともと全部世話をするからと

約束をした家族は

時々しか世話をしない

いつしか

私の世話をする割合は大きくなった

時に理不尽を感じるが

円らな瞳で見つめられると

そんなことはどうでも良い気持ちになる


犬かあ

古来から人類の知友だちというのが

わかる気がする


お腹の上の

鼾を聞きながら

そんなことを思う