夢のBARと宝物 | 想庵 ~まさくんのブログ~

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徒然なるままに路地裏や古寺社・古道をぶらついたり飲食を楽しんでいます。

昨夜は、行きつけのイタリアンダイニングバーへ、

久しぶりに行った。


夢のBARだ。


いつも最初に頼む

ベルギーホワイト ヒューガーデンから

一人飯を始めた。



アミューズは生ハムのコンフィと菊芋のポタージュ



メニューにはない前菜盛り合わせ

ジャコといぶりがっこのポトサラダや冷製牡蠣のオイル煮など盛りだくさん



菊芋のスープがあまりに美味しいので単品でいただく



行きつけだからだろう
オーナーやシェフとも親しく話ができる。

注文すると
「ハーフにしましょうか」とか
「盛り合わせを整えましょうか」とか
こちらからお願いしなくても
提案してくれる。

ありがたいことだ。

過去に飲んだ中で最もすっきり感のあるシャルドネ種のカリフォルニアの白ワイン



次もカリフォルニアワイン

これはとろみ感のあるこくのあるワイン



エビ、小ヤリイカ、ホタテのジェノベーゼソテーをいただく



オリーブをつまみながら



山崎のハイボールを愉しみ


〆に桜えび、菜の花、カラスミのペペロンチーノ

ハーフにしていただいたが

それでも十分なボリュームだ。



このお店にはシェフが2人おられる。

勘定を済ませて帰ろうとしたとき、

1人のシェフが挨拶に来られて、

来月中にこのお店を辞めると教えてくれた。


オーナー、2人のシェフのチームワークが良く、

仲の良い様子なのに、どうしたのかと訊くと、

ご親戚の農業をする方がいなくなり、

このままだと広大な農地が駄目になるため、

さんざん悩んで、

あとを継ぐことにしたとのこと。


仕事を変えることは、

なかなか、勇気も必要で、

悩ましい。


そこまで悩まずに転職する方が増えている社会だが

彼はものすごく悩んだうえで

決められたようだ。


私も、同じようなことで、悩みがあるから、

共感してしまう。


今の世の中、お米や野菜などを生産することは、大変重要なこと。

是非、頑張ってほしいと、励ました。


彼からは、3月までに何度か来店してくださいと言われたので、多めに利用しようと思う。


いつも、カウンターでの一人飯だから、

お店の利益にはそれほど貢献できていないのだが、

それでも私を大事にしてくれるこの店は、

これからも大切にしていきたい。


こうした人との繋がりが、

私にとって、

何よりの宝物だ。