先日の京都への出張の際、空き時間を利用して、敦賀へ行った。
特にどうしても敦賀へ行かなければならない理由はなかったが、琵琶湖畔を通り抜けて日本海側へ行ってみたくなり、行ったのだ。
とはいえ、往復して帰ったら仕事を再開するため、敦賀へ着いたものの、滞在する時間は1時間弱しかない。
駅からタクシーを利用して、運転手さんに、何箇所か回ってもらうように依頼した。
魚河岸のある近くに、昔日には鶴賀城があった。
そこをゆっくりと走っていただき、金ヶ崎城跡近くまで移動した。
金ヶ崎城の麓の港には、海上保安庁の船が停泊していた。
あいにくの曇り空だったが、海は静謐で、私の心に穏やかな気持ちをもたらしてくれた。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240205/18/fujiu-cho/fb/2f/j/o0810108015397909055.jpg?caw=800)
港には杉原千畝さんが手書きのビザを発給して、それにより敦賀にたどり着いたユダヤ人の皆さんを記念した、人道の港 敦賀ムゼウム があった。
こんなに慌ただしくなければ、ぜひ館内で学びたかったが、外観を見て、受付の方と少し話しただけで、失礼した。
海外からの、来訪者が多いとのことだ。
そうなんだなあ。
組織の命令をおいて、人の命を優先し行動することは、大変な意義深さがあるとともに、一方で、大変な勇気と決断だったろう。
頭が下がる。
赤レンガ倉庫を見やった後、バタバタと敦賀駅に戻った。
このあたりは、いつかゆっくりと散策したい。
あっという間の1時間、行く意味があるのかと迷った挙げ句に往復したのだが、行ってよかったと思う。
何でも、間もなく北陸新幹線が金沢から開通するらしい。
日本一の高さを誇る新幹線の敦賀駅が、完成しているように見えた。
京都からのサンダーバードでも、金沢回りでも、良い旅ができそうだ。
そのときは、越前がにをいただきたいなあ。