『とけい』 | 藤田悠治Official Blog

『とけい』



ビル風が

通り過ぎて

髪が

流された


時計はもう

だいぶ古くなったけど

変えるタイミングを

忘れただけ


駅前のロータリーでは

民族音楽が


少し先のこと

いつも

考えてきた

それになんも

後悔はない


でも

白状するよ


さっき

きみに

似た人を見て


心が

振り返ったんだ