☆ 全般的な考え方は以下の通りです。
病気やケガを治すのは薬や医者ではありません。
治すのは本来人間誰もが持つ自然治癒力なのです。
血が出るケガをしても傷口を押さえれば数日中に自然に完治します。
生活習慣病などの病気は自然から反れた生活をしているから生じるものなので、自然な生活を取り戻せば自然に快復していくのです。
その過程で、薬や医者はあくまで自然治癒力が働くのを助けるためにあるのです。
もちろん応急措置や手術が必要な折には医者や薬は大いに貢献します。
又近年医療技術の進歩により近代医学が平均寿命の延びに貢献していることは否めません。
しかしながら一方で、医者や薬による処方が人間本来持つ自然治癒力を阻害する結果になっていることが多いのも否めないでしょう。
一般的に化学薬品である薬は人体にとっては異物であり、程度の差はあれ何らかの副作用があると言えます。
また命を守るという大義名分の下、医師・病院にとって利益を生む過剰といえる医療が施され、却って命を縮めている例が多く見られます。
2006年北海道の夕張市で財政破綻のため唯一の公立病院の機能が大幅に縮小されましたが、却ってそのエリアの死亡率は低くなったのはその例証と言えるのではないでしょうか。
現在の医療制度は、病気の症状が出た段階でその場所の症状を和らげるのが中心となっており、その根本原因を探ることやその全体的な対策には重点が置かれていません。
しかし大事なのは病気の徴候が出ればその徴候から原因を学び生活を改善していくことであり、従って今必要な医学は未病の段階で病気にならないようにする予防の医学です。
慢性的な生活習慣病ではない感染症についても、ワクチンに頼るのではなく自己免疫力を高めることにより感染症にかからないようにするのが本筋です。
また現在の日本の健康保険制度は国民の健康を守るものとして高く評価されていますが、利権が絡んでいることもありどうしても過剰医療になりがちです。
行き届いた医療が国民の健康と福祉を増進するものであればよいのですが、過剰医療となって却って国民の健康を害し、しかも健康保険財政の赤字の増大が国民への負担の増大に結びついているのであれば由々しき事態です。
従って国民ひとりひとりが、自然治癒力を全面的に働くようにして健康を維持することにより、医者や薬にあまり頼らずまた健康保険財政を圧迫することなく、日本国民全員が健全な生活を送れるようにしたいものです。