昔、30年ぐらい前か、定年が見えてきたときに会社がファイナンシャルプランナーか何かの講演を
計画し、ほぼ強制的に夫婦で受講させられた。1970年入社組みだったと記憶。
彼がいうには老後資金は1億円はいる、ただし、現金でなくてもよい。万一の時に
お金に換えられる物をという事だった。
根拠は示されたように思うが記憶がない、資料もとうに破棄。
さほど驚かなかった、今からためればよいかという感覚、妻は年金があるから大丈夫という意見。
こういう講演会は今もやっているかどうかは分からんが、1970年組だけとは思えない。
ただ、この時の年金に対する知識は定年間際の賃金の30%(数値は忘れた)だという認識。
これは実際に退職間際になり真面目に自分で計算して大間違いに気づいた。
妻にアホかチョンかと言われた。
この年になってわかる結果としては、ある意味で正しく、ある意味で間違いだと思う。
理由は
・貰える年金額
・健康
・生活縮小の可否
・子供の状態
・住居の有無とローン残額
・親の状況
・公的機関への援助申請の可否
で変わる。
年金額>20万円越
健康良好
生活縮小可
子供の教育終わり
住居あり
ローンなし
親への金銭援助不要
公的機関への援助申請を恥じないし、めんどくさがらない
なら、1億円等不要、妻の考えごとく、年金だけで生活可能。
一億円がいるのは
年金額>20万円越
健康不安
生活縮小負荷
子供の教育未済
住居なし、賃貸住
ローンあり
親への金銭援助要
公的機関への援助申請を恥じてできない
なら確実に必要になる。
いずれにしてもキャッシュフローは作るべきで、私は早期退職時に作成した。
東北大震災で住宅が半壊し、立て直したので大外れだが、これがなくとも、78歳には
預貯金が尽きるという見立てだったが、これも大外れで、残金豊富、かつ、増えそう。
この増えるが良いか悪いかは判断が難しい。
たぶん、元気なら増えない、元気でないから支出がフローを作ったときより少ないのだろう。
加齢、健康か、付き合いかの質と数なのだろう。
そうは言っても、大学時代に勉強に励み、大企業の端くれに入社できたのがすべてかな。
後悔は徳島の高校教員になってたら家族はもっと幸せだったかなとは思うが切がないか!。
ついでに、お金に換えられるものは義父の遺産整理での経験から書くと
・金製品に限る
・土地も市街化地域でないと売れない、売れても格安もいいとこ
・皿、壺はよほどの名品で未使用でないと売れない
・バッグもおなじ
・和服は元の価格が100万円で保管がよくとも買取価格は1000円ぐらい
・帯は買取拒否
・絵画も横山大観程度のものでないと売れない
・書籍は買取業者が見つかり売れたが、1円とか10円とかが大部分
・電気製品なども購入してから2~3年でないと売れない