4K映像になって画素数が大きくなることは誰しも知っているところではあると思うけれども、実は色のことについてまで理解している人は少ない。

4Kで今出てきているキーワードの一つとして、BT.2020というものがある。
これはNTSCのSD時代からあるRec.709に恐らく取って代わる規格で、NHKが国際化を進めているもの。




画像:Canon http://cweb.canon.jp/v-display/lineup/dp-v3010/firmware.htmlより引用


既存の放送規格がRec.709だとして、上映フィルムに取って代わったデジタルシネマでさえP3の中で作業をしていることを考えると、4Kで推進している色の規格はデジタルシネマ以上だと思われる。


...思われると書いたのも、実はデジタルシネマの色域情報が自分の中では3年前の物しかなく、そこから更にBT.2020に準拠した形にまで拡大していても不思議ではないからだ。

ただ、色域が拡大していても、それらを映し出す機器が対応していないことには、全く持って無意味だろう。


何よりも、そこを理解して今後BT.2020の中で色調整まで行えるビデオ業者が、どれだけいるかはたはた疑問。

そういうところから、自分も勉強していって、理解できたことは備忘録のように書き留めたい。