残り3ホール。もう攻めるしかない。そんな気迫が実を結んだような一打でした。

 

 6日のステップアップツアー「YANMAR HANASAKA」最終日。我らが藤田光里選手の現地応援も、あと3ホールに。

 

 まずは16番パー5。逆転優勝するためには、ぜひともスコアを伸ばしておきたいホールです。

 

 

 《16番パー5》1打目はドライバーでフェアウェーやや右に。2打目でフェアウェーやや左へレイアップ。

 

 そして、グリーンオンを狙った3打目。柔らかく振り抜くと、ピンへ向かってグリーン上で2バウンド、そしてポン! ボールがカップに消えました。

 

 起死回生のイーグル!! 3打目地点の藤田選手のそばでも、グリーンの周りでも、驚き交じりの大歓声が巻き起こりました。2打縮めて、一気にトップタイに浮上です!

 

 

 

 

 

 《17番パー3》1打目は右手前のバンカーに。2打目で出すも、ピンを大きくオーバー。パットはカップの左をかすめてオーバー。痛恨のボギーに。

 

 《18番パー4》ティーショットはフェアウェー右へ。2打目でグリーン左のバンカーに。アプローチはショートして5mほど残る。最後の望みをかけたパーパットは、惜しくも入らずボギー。

 

 上がり3ホールで、イーグルが来てからの連続ボギー。あと一歩まで迫った優勝には、残念ながら届きませんでした。

 

 

 ホールアウト後、アテストを済ませた藤田選手は、一緒に回った応援団が集まる一角に、お母さんの美香さんと共に寄ってきてくれました。

 

 イーグルなどこの日のプレーを振り返って話す様子からは、悔しさよりも戦い抜いた満足感が勝ってるように見えました。

 

 後日にウェブ記事で分かることですが、昨季に悩まされた腰痛がまた出てて、苦しいラウンドだったようです。

 

 

 

 

 それでも、大ギャラリーを十分に沸かせてくれる戦いで、ワクワクドキドキ、素晴らしいひとときを過ごさせてくれました。

 

 通算2アンダー。首位と2打差の6位タイ。ステップアップ開幕戦からのトップ10入りで、今シーズンの活躍へ大いに楽しみを与えてもくれました。

 

 おつかれさまでした! 今回も楽しい一日をほんとにありがとう、藤田光里!!

 

(おわり)