京都駅で新幹線を降りて、在来のJR琵琶湖線に揺られること30分ほど。栗東駅に降り立つと、初春の汗ばむような陽気に包まれました。

 

 6日、ステップアップツアーの今季開幕戦「YANMAR HANASAKA Ladies Golf Tournament」の最終日。

 

 3打差、6位タイからの逆転優勝に期待がかかる我らが藤田光里選手を現地で応援するため、滋賀県栗東市の琵琶湖カントリー倶楽部へ初めて出かけました。

 

 

 アウト9:10スタートの藤田選手。ギャラリーゲートをくぐった時には、既にラウンドに入ってました。

 

 4番から6番までが観戦不可エリアだったので、7番で待ち構えました。ほどなく、光里応援団の皆さんをはじめ、大勢のギャラリーが歩いてきて、藤田選手の姿が見えてきました。

 

 黒の長袖シャツに、黒とベージュのスカート。2019年のステップアップ「ユピテル・静岡新聞」の優勝時を思い起こさせる「黒の勝負ウェア」でした。

 

 

 

 

 

 《7番パー4》1打目は右のラフ。2打目はグリーンに届かず花道付近のラフに。アプローチは大きくショートして長い距離が残るも、ファーストパットで見事にねじ込んでナイスパーセーブ。

 

 《8番パー4》1打目はフェアウェーセンターへ。2打目はグリーン左のカラー部分に。アプローチがショートして1mほど残るも、しっかり入れてパー。

 

 《9番パー4》ドライバーを使わず、フェアウェー右に。2打目をピン右3mほどにオン。パットはカップをわずかにかすめて、パーでハーフターン。

 

 

 前半9ホールは、5番パー5でバーディーを奪ってノーボギー。大きく伸ばせはしないまでも、上位陣も伸びず、十分に優勝圏内です。

 

 休む間もほとんどなく、引き続きイン10番のティーイングエリアに立った藤田選手。引き締まった表情で、気合が感じられました。

 

 《10番パー5》ティーショットはフェアウェーに。2打目はやや左のラフへ。3打目はピン右に長い距離を残してオン。パットは距離感ピッタリながらわずかに右にそれて、パー。

 

 

 

 

 

 《11番パー4》1打目はフェアウェーやや右に。2打目はピン左2mほどにナイスオン! ファーストパットでラインを読み切って、この日2つ目のバーディー!

 

 《12番パー4》1打目は左のバンカー方向に向かうも、辛うじて手前のラフ。2打目はグリーンをオーバーしてラフに。3打目も大きくオーバーして寄らず、長い距離のパットはショート。セカンドパットも1mほど寄り切らず、この日初めてのボギー。

 

 《13番パー3》ティーショットはピン手前やや左に4mほど残してオン。パットはカップ左にわずかに届かず、パー。

 

 《14番パー4》1打目のナイスショットを見届けて、観戦不可エリアへ。結果はパ―。

 

 

 

 

 

 《15番パー4》右ラフからの2打目から姿が見えてきて、グリーン手前の花道まで。アプローチでカップの左そばまで寄せて、タップインのパー。

 

 いよいよ残りは3ホール。上位はまだまだ混戦模様ながら、追いつくにはチャンスが少なくなってきました。

 

 最終盤での逆転へ願いを込めた16番パー5。ここで、ギャラリーが一気に盛り上がる「ミラクル」が起きました。

 

(つづく)