BSフジで11日放送のスポーツドキュメント番組「CROSSOVER~こころを動かすスポーツ~」に、我らが藤田光里選手が出演しました。
当日の放送前、藤田選手が公式インスタグラムで告知してくれて、初めて知りました。
番組内の「運命の瞬間」のコーナーで、横峯さくら、村田理沙、西村優菜各選手とともに、1人ずつトークで登場しました。
21:00から1時間の放送で、4月から毎週土曜で始まった新番組。藤田選手の所属先、ゼビオホールディングスが製作で関わってるようです。
藤田選手は、インタビューに答える形で、2013年のプロテスト合格からここまでの歩みを振り返って語りました。
ツアーフル参戦1年目は34試合に出場。「失う怖さはない、突っ走ろうと思って、やることをやり尽くしたっていう感じの1年でした」
15年、「フジサンケイ」で初優勝。「すごく嬉しかったので、次の目標を作るまでにすごく時間がかかりました」と藤田選手。
「言葉では2勝目って言ってたんですけど、自分の中では、痛む所とかケガとかもちょっとずつ増えていって、すごく辛いシーズン」だったそうです。
痛みをこらえ続けて、迎えた翌16年の最終戦「エリエール」。シード保持の崖っぷちで「片手でしか打てないぐらい痛くて、ここを回り切ってホールアウトすれば絶対シード獲れると思ってたので、そこだけに集中してました」
苦しい「エリエール」で、予選通過を決めた2日目に励まされたのが、お父さんの孝幸さんからのLINE。その画像が映されました。
「直接褒めてくれる言葉を掛けてもらったことがなかったんですけど、『ゴルフ人生で一番うれしかったよ、ありがとう』みたいなLINEを送ってきてくれた」
それを見た藤田選手は「初めて褒められたと思って、そこでまた来年も頑張ろうって思った矢先に、そういうことになっちゃったので…」。
16年暮れ、お父さんとの突然のお別れ。藤田選手は「ほんとにもうゴルフやめてもいいって感じだった」といいます。
でも、「お葬式の時に遺影の前でずっと考える時間があって、やめるなら今なのかなとか思った」ものの、「最後にもらったLINEが嬉しかった」のが、戦いを続ける後押しになったそうです。
「とりあえずまたシード選手としてプレーが出来るから、もう1年頑張ろうと思って」
続けて、画面には左ひじの手術をしてリハビリに励む藤田選手の写真。初めて見た痛々しいものもありました。
「LINEがあったから、もう少しやってみようと思えたし、どれだけ内容が良かったかだけを追求してみようと思ったら、だんだん試合に出るのも楽しくなってきて、ゴルフ場に行くのも楽しくなってきた」
ゴルフに対して「すごく違う見え方になったかなという感じです」と藤田選手は話しました。
最後に「色んな経験をこの6、7年でしたので、逆に新人の時の気持ちに戻って、失うものもないから楽しむだけだと思ってやってます」と締めくくりました。
映像の中で、去年のステップアップ「ユピテル・静岡新聞SBS」の優勝後の記念写真も映されました。
思わず、私も一緒にテレビ出演させてもらえてました…(笑)。短い出演ながら、嬉しくて感動した濃い内容でした。
放送を教えてくれてありがとう! お父さんの力も借りて、かがやけ、藤田光里!!
※「CROSSOVER」の番組ホームページから
https://www.bsfuji.tv/crossover/pub/001.html
※「CROSSOVER」のホームページから
https://www.crossover-sports.com/articles/492
※藤田光里選手の公式インスタグラムから