近況:今日は春分の日

今日は春分の日です。春分の日は、太陽が春分点を通過した時、すなわち太陽黄経が0度となった時の日にちのことで、だいたい昼と夜の長さが同じになる日です。

春分の日と前後3日の計7日間および秋分の日と前後3日の計7日間は、日本の仏教において「彼岸」とされています。前後の6日間には六波羅蜜を修め、中日にはご先祖に感謝します。面白いことに、お彼岸は日本独自のものでインドや中国の仏教にはないそうです。民俗学では、元は日本古来の太陽信仰や祖霊信仰が起源であろうと推定されていています。

また、春分の日は、イラン暦の元旦であり、かつてペルシア帝国の文化的影響下にあったイランを中心とした中央アジアからアフリカまでに及ぶ広い地域で、「ノウルーズ」という祭日が祝われます。

キリスト教の「復活祭」は、春分を基準に日にちが決められます。復活祭は「(教会のいう)春分の日(である3月21日)の後の最初の(教会による計算上の)満月の次の日曜日」です。

また、最近では、春分の日を宇宙元旦と呼ぶ人達もいます。ただし、立春を宇宙元旦と呼ぶ人達もいます。

いずれにしても、春の始まり。元気にすごしましょう。

リーガ:偉大なるクリストファー

リーガは、ラトビアの首都です。リーガは、1201年に創建され、かつてハンザ同盟都市でした。リーガは、アール・ヌーヴォー建築および19世紀木造建築で有名です。リーガは「バルト海の真珠」と例えられます。広範囲にわたる歴史地区は、ユネスコ世界遺産「リーガ歴史地区」に指定されています。

リーガ第10回目は、偉大なるクリストファーです。

偉大なるクリストファーの像の複製が、ダウガヴァ川の東岸に立っています。オリジナルの像は、1510年に木像で作られ、現在は博物館で展示されています。

「昔々、とても強い男が、ダウガヴァ川の川沿いに住んでいて、人々を背中に背負って川を渡すことを仕事にしていました。ある夜、男は、嵐の天候の中、一人の少年を運びました。不思議なことに一歩ごとに少年は重くなっていきましたが、それにもかかわらず、彼らはついに川を渡りました。少年はキリストの息子であり、男はクリストファーと名付けられました」

これが、偉大なるクリストファーの伝説ですが、旅人の守護聖人である聖クリストファーの伝説とほぼ同じです。少年が重たかった理由は、キリストが全てを背負っているからです。なお、ラトビアのクリストファーは、報酬としてどっさりお金を得てリーガの全てを買ったと言われています。

終わり

それでは、また、次回の投稿でお会いしましょう。

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