くま吉とパニックマは、18日間かけて、北海道、東北を旅行しました。今日は、16日目の鬼怒川温泉観光の様子をご覧いただきます。目的地は、鬼怒楯岩大吊橋、ふれあい橋、江戸ワンダーランド日光江戸村です。

15日目夜、鬼怒川温泉に到着

湯野上温泉駅から、会津鉄道に30分乗り、会津島田駅で下車、電車の待合わせ20分、会津鉄道(東武鉄道に直通)に1時間10分乗り、小佐越駅に到着、以上、運賃2490円、特急料金1180円。

鬼怒川温泉での宿は、ホテルハーヴェスト鬼怒川というホテルで、鬼怒川温泉の南のはずれにある。最寄りの駅は、東武ワールドスクエア駅であるが、朝と夜は全ての電車が通過する駅なので、夜に到着したので、隣の小佐越駅で下車しなければならなかった。ハーヴェスト鬼怒川は、リゾートホテルであり、部屋も広く、大浴場も広く、ゆっくりと過ごさせていただいた。なお、素泊りとしたので、食事は自前なのだが、周囲にスーパーもコンビニエンスストアもなく、ホテルの売店や自動販売機のカップラーメンのお世話になったのだった。ホテルのレストランやルームサービスを利用してもよいのだが、お高いのよ。ハーヴェスト鬼怒川には、3泊4日お世話になり、18日間の旅の最後の宿となった。

16日目、鬼怒川温泉観光

鬼怒川温泉は、古くは滝温泉という名前で、1691年に鬼怒川右岸で源泉が発見されたとされている。1751年から日光奉行の支配となり、日光詣帰りの諸大名や僧侶達のみが利用可能な温泉だった。明治時代になって滝温泉が一般に開放され、明治2年には鬼怒川東岸にも藤原温泉が発見された。その後、上流に水力発電所ができて鬼怒川の水位が下がるとともに、川底から新源泉が次々と発見され、1927年(昭和2年)に、滝温泉と藤原温泉を合わせて鬼怒川温泉と呼ぶようになった。この頃から、旅館やホテルが開業し始め、1929年には下野電気鉄道(現東武鬼怒川線)が開通し、戦後には特急「きぬ」の運行などがあり、鬼怒川温泉は日本有数の大型温泉地に発展した。

16日目の午前中は、鬼怒川温泉の南のはずれにあるホテルを出発し、鬼怒川温泉駅の少し先まで、北へ歩いた。

鬼怒楯岩大吊橋(きぬたていわおおつりばし)は、2009年に完成した鬼怒川に架かる全長140メートルの歩行者専用の吊り橋で、鬼怒川温泉街の南部と「楯岩」を結んでいる。鬼怒楯岩大吊橋は、鬼怒川を女性、楯岩を男性に例え、男性と女性を結ぶ橋として「縁結びの橋」とも言われている。高さ約40メートルの橋上からは、大岩を縫うように流れる鬼怒川の急流や緑豊かな山々を眺めることができる。丁度、鬼怒川下りの舟がやって来て、橋の上にはカメラを持った女性がいて「わーって手を広げてください」と船上の人に電話で話していた。

吊橋の近くにそそり立つ楯岩は、楯に似ていることから名づけられ、高さは70メートルあり、頂上に整備された展望台から、鬼怒川の清流と温泉街、遠くに鶏頂山をはじめとする高原山系の美しい山並みを楽しむことができる。

鬼怒川温泉ふれあい橋は、階段に描かれた鬼の絵がユニークだ。ふれあい橋からの鬼怒川の流れも、また、美しかった。

鬼怒川温泉駅前には、鬼怒川温泉マスコットキャラクター「鬼怒太」の金色の像が立っており、また、鬼怒川温泉駅前足湯は「鬼怒太の湯」と名づけられている。鬼怒川温泉駅は、浅草方面からの特急「きぬ」、新宿方面からの特急「(スペーシア)きぬがわ」、会津若松方面からの快速「AIZUマウントエクスプレス」、下今市始発の「SL大樹」等の始発および終着駅となっている運用上の主要駅だ。

午後1時30分頃、鬼怒川温泉駅前のバスターミナルからバスに乗り、江戸ワンダーランド日光江戸村へ向かった。

江戸ワンダーランド日光江戸村は、江戸時代を再現したビジターアトラクションだ。広大な敷地には、街道、宿場、商家街、忍者の里、武家屋敷など、実物さながらの町並みが再現されている。また、建物だけではなく、江戸ワンダーランド日光江戸村の中の人は皆、江戸時代の人々に扮している。ディズニーランドのキャストと同じだ。江戸ワンダーランド日光江戸村のキャストの皆さんは「日光江戸村劇団」に属している。

江戸ワンダーランド日光江戸村には、1日手形(1日入場券)4700円の他、午後2時からの午後手形4100円があり、閉村は午後5時だが、3時間あれば十分と思い、午後手形で入場した。なお、3時間で一通り楽しめたが、正直もっと長くいたかったぐらい江戸ワンダーランド日光江戸村は素晴らしかった。

江戸ワンダーランド日光江戸村に入場し、まずは江戸への街道を歩いて行った。道端には、いくつも地蔵が置かれていたが、なんと、江戸ワンダーランド日光江戸村のマスコットキャラクター「ニャンまげ」の地蔵もあった。

街道の先、そこは江戸の村。江戸の村に入ってすぐの所には、貸衣装屋(変身処「時空」)があり、江戸人になれる(3時間しかないので利用しなかったが、朝から行く人はぜひ江戸人に変身しよう)。

忍者からくり屋敷忍者仕掛迷路は、それぞれ名前の通りの体験型アトラクションで、これらの隣にある忍者からす御殿では、忍者アクションお芝居が上演されている。格好いい、さすが忍者カッコいい。ちなみに、閉村時刻間際には、忍者が屋敷の前を箒で清掃していた。

地獄寺は、お化け屋敷だった。パニックマ、序盤でギブアップ、入口へ逆走。ここの閻魔様は、登別温泉の閻魔堂で見た閻魔様と違って超怖い。閻魔様か他の鬼か何かが、通路を歩いていく間ずっと「フハハハハー、お前は死んだのじゃー!」と叫んでいた。

両国橋を渡った先は、町人の町だ。越後屋もいた。とても悪人面していた(褒めています)。

小石川養生所があった。小石川養生所と言えば「大岡越前」の榊原伊織(竹脇無我)を思い出す。

お芝居小屋の両国屋、水芸の水芸座、花魁の若松屋が並んでいる。花魁道中(江戸時代、位の高い遊女が馴染み客を迎えに郭内の茶屋の行き帰りや特定の日に美しく着飾って遊郭の中を練り歩いたこと)を再現した実演を見ることができた。

日本橋を渡ると、武家屋敷通りだ。サムライも、ゲイシャ、ニンジャに負けず劣らず人気の職業だ。

なんと、南町奉行所までもがあった。なぜ東町でも西町でも北町でもなく南町なのか、考えるまでもないだろう。「大岡越前」南町奉行大岡忠相(加藤剛)を思い出す。原告や被告が座った砂利敷「お白州」は、白が裁判の公平さと神聖さを象徴する色であったからと言われている。お白州は、沈み込むようになっていて、座っても痛くなく、また、走って逃げようとしてもうまく走れないようになっている(解説員談)。

帰路、なんと、ニャンまげに会えた。ニャンまげは、設定では、身長180センチメートル、体重120キログラム、年齢10歳、趣味は音楽鑑賞、特技は正座である。テレビで流れ大人気となった日光江戸村のコマーシャル「ニャンまげにとびつこう」の中で老若男女が楽しそうに飛び付いていたため、実際に大人が飛び付いたら不意を突かれて転倒してしまうケースが発生、このため「一声掛けて」というアナウンスがされ、その後、現在では危険防止のため禁止されている。右の「付き人」さんによると、「ニャンまげ様を守るため、そして、ニャンまげ様はしゃべれないので代わりにお客様にご説明するため、「お付き」が付くようになったんですよ」とのこと。そのため、飛びつく代わりに抱き付かせていただいた。また、当然、ニャンまげと記念撮影させていただいた。帰り際には、土産物屋で、ニャンまげぬいぐるみに出会い、連れて帰った。

閉村時刻がせまり、太鼓の演奏でお知らせ。

閉村、閉門前、江戸ワンダーランド日光江戸村の皆さんが、1組1組に「本日の御来村、まことにありがとうございました!」「「「ありがとうございました!」」」と頭を下げお見送りをする。こちらこそ、ありがとうございました!

江戸ワンダーランド日光江戸村は、思っていた以上に面白くそして素晴らしいビジターアトラクションだった。歴史の風雪を耐えた建物ではなく、あくまで再現した作り物ではあるのだが、完成度が高すぎる。日本人はもちろん楽しめるし、外国人も折角海外から来たのならば本物を見るべきだろうと思うが、江戸ワンダーランド日光江戸村は別格だ。今度から、外国人に聞かれたら「浅草の次は東武鉄道に乗って江戸ワンダーランド日光江戸村(と世界遺産「日光の社寺」)に行け」と言うことにしよう。

16日目、鬼怒川温泉のホテルに戻り、翌日は日光の社寺へ(次回につづく)

以上、16日目の鬼怒川温泉観光の様子をご覧いただきました。バスに乗り、東武ワールドスクエアのバス停で降り、ホテルに戻りました。翌日は、世界遺産「日光の社寺」へ行きます。

こちらもよろしくお願いします

ブログランキング

私の他の活動

Amazing Travel
Amazing Travel
YouTube
Youtube
Instagram
Instagram