今年を振り返ると、大震災に始まり、様々な事がありました。


政治の世界も、民主党の3人目の総理が誕生したのもビックリでしたが、


我が選挙区の野田さんが総理になったのは、2度というか3度くらいビックリしました。


野田さんの采配にもとても興味がありましたが、やはり状況が悪すぎて、負の遺産が


多すぎて、大変気の毒な状態ではあります。


’ドジョウのように!’はとても野田さんらしくてよかったのですが、とても残念なのは、


メッセージがほとんど聞こえないところですね。


安全運転と揶揄されてましたが、突然増税論だけは、’不退転の決意’と普通票を減らすような


事をはっきり言える勇気は素晴らしいですが、震災復興や経済政策、外交政策は全く


メッセージが聞こえてきません。


消費税増税も、増税分を何に使うのか、あの公務員宿舎のように役人にいいようにお金を使われて


しまうんじゃないかという不安は付きまといます。


TPPもそうでしたが、賛成か反対なのか。どの項目について、外交折衝するのか、農業政策を具体的に


どうするのか、そもそも総理は賛成なのかどうかもはっきりメッセージが伝わってこないままです。周り


ばかりが不安になる寂しい空論の終わった気がします。


2人の問責大臣や、死刑を19年ぶりに執行しなかった法務大臣(死刑反対論者)など、抱えている


問題は重たい物ばかりです。


来年これらをどう処理し、野田さんらしい采配を期待したいです。そして、自民党ももう一度気分一新


、政権を託せる安心感を持ってもらえるメッセージを発して行かなければと思います。


皆様、良い年をお迎えください。


来年もよろしくお願いいたします。


2011年12月29日  藤田 幹雄