第二次菅内閣の組閣人事が発表されましたね。予想通り変わり映えはしません。


しかし何といってもビックリしたのは、与謝野先生の入閣であるのは、日本国民共通の認識


だと思います。


与謝野先生は、私の初当選の選挙にも船橋に応援に来てくださり、私の4年在任中も大変かわいがって


頂きました。尊敬している先生のお一人であり、あまり批判などしたくはないのですが、、。


まず菅総理の狙いはミエミエですね。


まず09マニフェストで財源のない無茶な政策を言って政権を取ってしまった。→11年度予算は民主党


が一から作る予算で、大幅な財源不足は予想されたとおりで、解決策がない→天下りもあれだけ言って


いながら、応援団体の労組の顔色を見ながらで、公務員改革、税金のムダも全く進められない→


消費税増税しかない。というまさに小学生にも見破られてしまうような単純な道筋を描いていますね。


そして、その批判の矢面に与謝野先生になってもらおうと。そしたら自民党も与謝野先生には


あまり強く言えないだろうし、与謝野先生自体も今期で多分引退だから、責任も闇に葬ることができると、、。


もしそんな風に菅総理が考えての人事なら、この人は本当にセンスがないですね。私はこれは民主政権


最大の大失敗でもしかしたら細々と延命するかもしれなかった民主党政権が一気にぶち壊れる、


普天間問題のような爆弾をしょいこんでしまったように感じています。


まず尊敬する与謝野先生には申し上げにくいですが、やはり今までの発言、著書、自民党での比例での


当選等、この入閣には問題が多すぎて、菅総理の任命責任とともに、野党も追及せざるをえません。


そして、もう一つ大きな問題は民主党や、内閣の中の亀裂でしょう。昨日の日曜討論の新閣僚6人の


対談の雰囲気は凍りつくようでした。当然ですよね。あれだけ’平成の脱税王!’を始め、舛添先生


とともに最も民主党を批判し、毛嫌いしてきた方ですから、、。民主党議員の面々も全く納得はしていないでしょう


ね。それでも今の低い支持率回復につながるならまだ我慢しますが、これで更に下がるとなると、


それみたことか!と一気に倒閣運動になると思います。鳩山前総理の’国外、圏外’も致命傷でしたが、菅総理


はさらにその上を行く可能性がこれででてきました。


なんだか、ウンザリですね。少なくとも菅総理はすぐに代わってもらいたいと思うのは、私だけでは


ないと思います、、。月末に始まる通常国会は要注目ですね。



2011年1月17日  藤田 みきお