早いもので、選挙が終わって1ケ月半近くが経ちました。4年前の初当選も初体験なら、今回の落選も初体験。9月は選挙の敗戦処理に相当苦労しました、、。議員会館は3日以内に退散、、(膨大な資料や家具があるのです)赤坂の議員宿舎も1週間以内、そして地元の事務所、自宅と今までの体制では当然家賃も払えないので、両方兼用の物件に即刻引っ越し、、と、挙げるだけでぞっとするほどに忙しい毎日でした。そして忘れてはならない、支援者の方への挨拶回り。あまりに多くの方に支えて頂いた為に、簡単には全部回りきれませんが、残った名簿や記憶を頼りに今も続けているところです。そんなこんなで、このブログの更新も滞ってしまいました、、。


 そして何と言っても、自分と同じくらいに心配なのが、今まで事務所で働いてくれていた秘書のみんなの進路でした。自民党には、前回の3分の1の議席しかなく、民主党は基本的に自民出身の秘書は採用しないとの通達。行き先がなかなかないのです。本来ならそのまま働いてもらいたいところですが、もはや先立つものがありません。みんなにも生活がありますし、悔しいながら事務所の解散を決意しました。落選のつけは、議員だけではありません。幸いにも、何とか全員次の進路を探してくれたようです。今までの頑張りに感謝しつつ、彼らには何かあればなんでも協力したいと思っています。


さて、今の近況ですが、、。今まで毎日通っていた国会をテレビで一国民として観ながら、今までの自民党や自分自身の活動をゆっくりと思い返しています。元々13年間サラリーマン生活を送っていた私でしたので、素の感覚を取り戻すのも早かったですが、やはり4年間の議員生活は自分に取って大きかった、、。今もテレビの中の出来事はリアルに想像できます。


今の民主党は、過去の審議拒否や政局ばかり追いかけていた時の民主党とは、確かに違いますね。敵ながらあっぱれとも思います。メディアを使っての国民の皆様へのメッセージがうまい。これは、わが自民党は大いに参考にすべきです。政治の原点はこれだと思います。麻生総理の憮然とした記者への対応とは大きな違いを感じます。これは、今客観的に見て改めて感じます。


ただ、民主党で心配なのは、党のまとまりと、財源に確信がないこと。これは、周知の事実であり、多くの国民の皆様も共有していることです。与党と野党では、負担は10倍以上違う。民主党が苦労するのは、これからなんだと思います。予算を作って、通常国会を乗り切って、、。でも苦労を知らない強みもあります。私が言うのもおかしいですが、4年前の私のように、身分不相応だろうがなんだろうがパワーを失うことなく、一直線に国民の為にがんばってもらいたいです。まずはいい結果を出してもらいたい。守りに入るなら、ひいき目抜きにして、自民党の方が断然いい。経験と知識は全然違います。


政治も選挙もスポーツと一緒で、ビギナーズラックもあれば、運もある。しかし、幸運は必ず活かすべきなのです。それが、どちらの陣営にもプラスになるし、政治への関心も高まり、政治全体が良くなるんだと思います。


自民党も戦闘準備が必要ですが、ちょっと予想以上に落胆している感じがします。これは、4年間現場で本質ではなく、政局ばかりで足を引っ張られてきた民主党に負けたというショックもあると思います。これは現場にいると痛感することなんです。総理が3人も辞めさせられる、意味のない徹夜国会での朝帰り、、。これで選挙に負けるんじゃ、神も仏もないといったところです。


しかし、負けることもある。スポーツと一緒です。自民党落選議員は、ベテランも新人も、しばらく国外脱出でもしてリフレッシュした方がいいですね。そして、民主党に負けないくらい元気いっぱいになることが国の為にも一番です。今は心配しなくても何をしても票にはなりません、、(笑)暗い顔をしていたら、選挙区の皆様に嫌われてしまうと思います。


かつての小泉ブームのような明るい政治になることを夢見つつ、読書や勉強をして自分を磨いていきたいです。そして私は必ず元気な姿で皆様の前に登場することをお約束します!!


10月12日 藤田 みきお