まだまだ入口なのに | デザインとアートディレクション

デザインとアートディレクション

デザイナーでアートディレクターの藤田和人です。
名古屋の老舗デザイン事務所 株式会社アトリエシア

今日は朝から雨が降っている名古屋です。
ようやくと言うかやっとと言うか、いよいよ春がやって来ます。
このところ、いや、ココ数年春夏秋冬、目が覚めるのが早く夜眠くなるのが早くなってます。。。そんな歳かと。

今年の6月でBlogを初めて9年となります。
Facebookを始めたあたりからそんなに頻繁に更新出来てないですがね。。。

でもまぁ、10年はこのまま続けていようと考えています。

さて、少し思うことを。。。

仕事が出来ると言うことと、作業が出来ると言うことは違います。

これは新社会人の子が就職して働き出し時間が経つと勘違いしやすいことと感じます。

要領の良い子は手が早くトントントンっと作業をこなして行きます。次から次へと作業をこなして行くのだから自分は仕事が出来ると勘違いしてしまいます。

で、数ヶ月でこの仕事は見えた!と思ってしまう。

でもね、実は仕事の世界のホンの入口に立っているのにすぎず、ひょっとしたらスタートすらしていないかも知れない。

仕事って、どんな仕事でも数ヶ月で見切れるもんじゃないからね。

我々の仕事はデザインなんだけど、作業が出来ることとデザインが出来ることとは違う。

そしてデザインが出来ても売る術を知らなければ仕事として成り立たない。
さらに、納品してお金をいただいて初めて仕事として成立するわけです。

要するに、受注のキッカケを作り、デザインを創り、注文をいただき、制作作業をして、デザインを造り上げ、完成納品して、報酬をいただく。そして次へ繋げるまでが「仕事」なのです。

当然、仕事力の成熟度によって報酬も増えます。

ただ、経営側は3年~5年は先行投資をしていますから、早く成長してほしいと思っていますよ。

これはどんな職種でも同じようなシーンを目にするんじゃないかな。。。