障害者の絵画展が終わって、
数日後、取引して頂いている、
作業所次長が癌で亡くなられた。
この絵画展は、友人の一言から始まった。
なぜ、うちの田舎だけしないのか?
行政ができないのなら、自分たちで。
一枚の絵を飾ることから始まり、
その関係から他の絵も、という依頼があり、
更に、各施設を回って選抜して、
絵画展を開催するというまでになった。
民間の任意団体が主催したが、
行政との減免交渉は難航した。
「前例がないので、できません。分りません。」
やっと、減免が決まり開催したが、
最近、
「今度やる時は、他へ最初に話をしないで、うちの課に最初に話を持って来て下さい。」と言って来たそうだ。行政が福祉事業をメインの一つにしたために、手柄欲しさじゃないか?とか、○○事業をやりましたという記録が欲しいだけ、などと言われていたが、そういう手の平を返すような行政の態度や姿勢が、「人間としてどうなのか?」というちょっぴり不信感に繋がっているわけさ。民間で既にやっていることをワザワザ行政がやる必要も無かろうよ。
思い出した。
見通しの甘い爺さんが言ってた。
「2~3年続けば、あとは行政がやるさ。」
どうも、昔からそういう体質らしい。
見通しの甘い爺さんだから、
先ず無いと思う。