綿棒。
時に、耳をやさしく掃除してくれ
時に、メイクの手直しをサポートしてくれ
時に、望んでもいないのに、鼻の中に突っ込まれても
文句ひとついわない綿棒。
そんな綿棒を相方に
綿棒だけ使ったトレーニング法を行いました。
クライアント様で
親指第一関節周囲の靭帯を損傷し、手術し、
今もなお、第一関節が曲がらず、
コップを掴んでも落とし、
ボールペンでさえ、親指の付け根（ひだの部分）にあて
字を書いているそうでした。（親指と人差し指ではさめません）
病院のリハビリに通われていたので
様子をみさせて頂いていたのですが
もどかしさを感じられていたので
一度、PN整体を受けて頂いてから
綿棒トレーニングを４０分行いました。
最初は、それこそ
第一関節が曲がらないので
綿棒をサポート代わりに私もサポートで
強制的に指からの脳の伝達を促します。
これがなかなか思い通りいかないから、
二人で笑いながら「腹立つねぇ」と。
ですが、時間が経過していくと
だんだん、親指が曲がっていくことに驚き、
綿棒を第一関節で挟めるほどになり
指でペンをはさみ、ペットボトルも難なく持ち上げることも可能となりました。
あなどれない綿棒トレーニング。
実は、脳梗塞直後、片麻痺などにもADLに向けての基礎的なトレーニングとして使います。
私は理学療法士でもないのでリハビリとは言えませんが、
運動療法の一つとして機能的な向上をサポートさせて頂いています。
同じような症状がおありの方、
この写真のように、綿棒をもち指を曲げ伸ばしするだけでも
効果が期待されますので、地道に行ってみてください。
メンタルも大切なのは一番わかってらっしゃることと思いますので
「地味すぎるわぁ！」とちょっと気持ちにゆとりを持ちながら行ってみてくださいね。
５月３日
この関連のワークショップを行いますので
よろしかったら 芦屋プリメイラへお越しください。
事前のご連絡お待ちしております。
自分がどのトレーニングが一番いいかを最善をつくし
ご提供させて頂きます。