その年の冬、彼に年賀状を出しました。

 

数日後、彼から年賀状が届きました。

その年の干支をあしらったイラストが

印刷されたものでした。

イラストの下部には

ショップのような名前が印刷されていました。

彼のメールアドレスに

似ていたような気もします。

いつもお世話になっております、と

走り書きの文字がありました。

 

 

今はもうわたしの手元に

その葉書はありません。