忘れてもいいことを、もう少しだけ。 35歳の恋、ずっと隠していた。
自分には市場価値なんてないと思っていた。恋なんて、遠い物語だと思っていた。もう自分には縁のないものだと思っていた。彼に触れられるまでは。数年前の出来事と、当時のポエムのような雑記。自分のための備忘録。
ねえ、お母さん。
お母さんがサンタさんなの?
お兄ちゃんにはひみつにするから
わたしがお姉さんになったら
こっそり教えてね。