今回は今からでもできる女声の出し方のトレーニング法をお伝えします。

 

まずは、今までの記事においても触れてきましたが、
この記事を読んでくださっている方の多くは、

 

・女声を出したことがないのでやり方を知りたい、興味本位、女装の一環として(全くの初心者)
・自分のイメージでなんとなく女声を出してみてはいるが女性っぽく聞こえない(初心者)

 

というような初心者の方に加えて、
・女声講座を過去に聞いたり読んだりして勉強したが綺麗に出すことができない(中級者)

 

そのような方々もいらっしゃることと思います。
そのため、今回はこれまで触れてきた中で今後のトレーニングにおいても大事な土台となる点についておさらいさせてください。

 

それはまず、今ありふれている女声講座だけで上手くいくとは限らないということです。
現状、ネット上のSNSや動画サイトで解説されている動画の多くは、普遍的な方法論というよりも、
個別的にその人その人自身での独自の出し方を動画説明をされているパターンが多いです。
その証拠としては、配信者によって説明するポイントがバラバラです。

 

具体的な例としては、
例えば、とある配信者の方は、喉全体の力は脱力して・・・とか、響きを〇〇に当てて・・・という説明だったり、
一方で他の配信者の方は、吐息アプローチでささやくように・・・という説明をしていたりとバラバラです。
そしてそれらは、初めて出そうとしている方にとってはなかなかイメージしづらかったり、
もしくは、イメージができたと思って言われた通りにいざ声を出したつもりでも実際の自分の声を聞いたら全然女性っぽく聞こえなかったり、と…
そのように感じられることは意外と多いのではないでしょうか。

 

実際問題、解説動画などで挙げられている某動画サイトで見ても動画時間がおおよそ10分程度の解説で終わってしまうことがほとんどですね。

 

動画内容自体が悪いという意味では決してありません。
ただ、それで女声をマスターする、つまり、声において”性別を超える”というのはどうしても無理があると言わざるを得ないのかもしれません。

 

要するに、今女声を出せない人が、「0の状態から始められる出し方」という見方で考えると少し難易度が高いということです。

 

では私の場合はどうか、ですね。私の講座やレッスンで解説している一部をご紹介させていただきたいと思います。

 

ここからは難しい話などはないので、簡単に上の例を取って説明しましょう。

 

まず、私のレッスンでは、「脱力する」という説明は行いません。

 

どうでしょうか。他の動画などと違ってびっくりされるでしょうか。

 

もちろん「高音でどうしても力が入っちゃって・・・」みたいな方には、脱力ができる対処法はお教えしています。
ただ、女声の出し方の説明で「脱力して」とは言いません。

 

第一、脱力してください、と言われても難しくないでしょうか。
脱力できない方はわざと力を入れようとしている訳ではなく、自然と力が入ってしまうものですよね。

 

緊張している人に緊張するな、と言うくらい難しいことなのでは、と私は思います。

 

だからこそ、そう言った・・
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藤城まき
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