「無駄」なことこそたのしもう

 

 

 こんにちは、ふじしんです。前回は、「排出」をテーマにしておはなししてきました。

 

 

 今回は、「無駄なこともたのしむ」というテーマでおはなししていきます。

 

 

 みなさんは、「無駄をなくしたい」ですか?それとも「無駄も受け入れ」ますか?

 

 

 

 現代社会では、「とにかく早く結果を出したい」、「生産性を上げて結果を最大化する」ことに目が向きがちになっています。しかし、何か成果を出すためには、一見「将来の役に立たない」、あるいは「興味と無関係なこと」をすることで、自身の世界観が大きく広がったり、将来の歴史的な偉業につながっていたりすることがあるのです。

 

 

 今回ば、一見将来の成功や、幸せな人生に無関係そうなことを、つぎの3つの事例とともにおはなししていきます。

 

 

 ① やるか迷ったら、「やる」方をえらべ

 

 

 ② 継続こそが大きな力

 

 

 ③ 若いうちは、「なんでもやってみる」

 

 

それぞれ解説します。

 

 

 

 ① やるか迷ったら、「やる」方をえらべ

 

 

 わたしは、やりたいことが目の前にやってきたら、自分の今の状況や将来のことは深く考えずに、とにかく「やる」するようにこころがけています。

 「ノータイムポチリ」で有名な、元投資家で僧侶の小野龍光さんは、「やせたい」ということをきっかけに走り始めました。そして、ある日フルマラソンの出場者募集のおしらせを見かけたときに、「よしやろう」と、深く考えずに即座に参加を決めたそうです。無事に完走したあとは「俺もっとやれるんじゃねえか?」と自信が生まれ、やがて南極や北極、砂漠を走る過酷なマラソンを走破し、日本人として初のマラソン世界一になってしまったのです。

 このように、ただ自分の興味の向くままはじめたことで、将来とんでもない大きな成果を達成することがあるのです。「今目の前のことが忙しいから」、「時間がないから」、「いかに効率的にやれるか」をわたしたちはつい求めがちになります。しかし、あまりにも目の前のことに気を取られすぎると、せっかく舞い込んできた大きなチャンスを失う危険もあるということです。

 

 ② 継続こそが大きな力

 

 元プロ野球選手のイチロー選手。みなさんも名前を一度聞いたことがあるかと思います。なぜ彼がメジャーリーグシーズンにて、最高安打記録である1シーズン262本安打を達成できたのか。そのうちの1つが「ルーティン」です。

 イチロー選手はかならず、寝る前に10分間の素振りをしたと言います。それも、1年365日、欠かすことなくです。この素振りの練習を3年間続けたことが結果につながったと話しています。

 井上新八さんの書いた本『続ける思考』が売れているように、最近継続することの重要性が再び注目を浴びています。「一つのことを、いつ結果が出るかもわからないのに続けるなんてばかばかしい」と思う方もいるでしょう。しかし、結果が出るまでには本来、時間がかかって当然なのです。

 わたしも、今は無駄に思えるかもしれませんが、「成果が出る」と信じて毎日ブログを書き続けています。

 

 

 ③ 若いうちはとにかく「なんでもやる」

 

 iPhone やiPadでおなじみ、世界的な巨大企業Apple創業者・スティーブ・ジョブズさんが、大学の卒業式で卒業生に向けたスピーチがあります。その中には、こんな一節が。

 

 将来のことを考えて、点と点をつなげる、ということはできません。点と点は、ふりかえったときに、あとからつながるもの。いまできることは、いつかつながると信じて、進むことだけです。

 

 彼自身も、「おもしろい授業を受けたい」というシンプルな理由で、大学のカリグラフィーの授業をとっていました。さまざまな文字のかたちを学ぶ授業です。これがのちに、「マッキントッシュ」の文字変換は、このカリグラフィーからきたものです。もし彼が授業に出ていなければ、世界的な発明はうまれていなかったかもしれません。

 彼は、「役に立つから受けよう」なんて微塵も思っていませんでした。しかし、このように「おもしろそう」「興味がある」という純粋なきもちのままに進むことが、将来のできごとにつながることはけっして珍しいことではないのです。

 10代、20代など若い時には、いかに好奇心の赴くままに行動できるかが勝負というわけです。

 

 

 今回は、「無駄なことこそたのしもう」という主題を、①「やるか迷ったら、『やる』ほうをえらべ」、②「継続こそが大きな力」、③「若いうちはとにかく『なんでもやる』」の3点を交えて説明してきました。

 

 

 本日も最後まで読んでくださってありがとうございました。次回も、おたのしみに!!!