佐藤優氏の本はたまに読むが今回はこれ。

 

 

自分はまったくもって人に弱い。自分が弱いので他の人にも強く出られない。なぜなら相手の気持ちを理解してしまうから。結局は身体が弱いというところに行き着いてしまうのだろう。身体が強かったら人にもっと強く当たることができるのかもしれない。

 

人に強くなるとのことだが私が参考になった点は逆説的に以下の文っだった。

 

仕事や職場で自分を大きく見せようとする飾りは、いろんな意味で損をすることの方が多いと断言できます。

p87より引用

 

断言とまで言い切っている。これは非常に理解できる。職場でも自分を大きく見せようとする人は影で色々と言われている。聖書にこんな言葉が書かれていたのを思い出す。上席に座らずに末席に座りなさい。上席に座ると偉い人が来たときに移動するように言われ、末席は逆のことが起こる。結局は謙虚というのが人間関係は最強なのかもしれない。

 

人に強くなるとのことが主題の本だったが思いの外、本質は逆にあるという面白い本であった。