世に、SLという言葉は残ってるけど、展示車両も、模型も、Cばかりしか見られない昨今。
デコイチという言葉を知ってる若い子はいない昨今。
被災地へデコイチが帰ってくる。
エコだの、3Kだの、貨物車両のSLには居場所の無かった、平和ボケのこの国に、まだデゴイチはいたんだ。
世間で、トラックや、トラック運転手を心から敬意を持っている人がどれだけ残っているだろう。
バスや、飛行機や、船を操縦する人へ、心からあこがれる人がどれくらいいるだろう。
学歴や、職歴や、とても偽物の混じりやすいブランドで、世間は信用などという。
本当に大切なことを見ようともせず、人目や見栄や、そんなことが大切だと真顔で言う人がいかに多いことか。
デゴイチが帰ってくる。
悪名までいただいたJRという組織が、何か変わろうとしているようにさえ思える。
懸命に、真面目に働く者の信用を、一部の欲で動く管理職によって汚されてきた大企業にも、本当に列車を守ってきた人がいて、今も蒸気機関を運転出来る人がいて、大切なものは会社の中にまだ残っていた。
その事を密かに、でも力強く宣言しているように思える。
人は、本当に大切なものを一つでも多く、尊い、守るべきものをきちんと見極められる力を少しでも多く思い出さなければいけない。
そんな事を強く、強く思う。
