NODA・MAP第20回公演『逆鱗』を観劇しました。
幕が上がると、ファンタジックな海の世界へ。
個性的なキャラクターが放つ、言葉遊びのような台詞のリズムに誘われ、謎めいた暗号のヒントを一つ一つ集めるうちに、気がつくとだんだん物語の深みへ。

後半には、時空を超え舞台と現実との境目も超えて、色んなことが繋がって溶けて、手繰り寄せた先には、今も海深く眠っている、胸が苦しくなるような真実に辿りつく、そんな感じを受けました。

あのステージの空間ひとつで、壮大な奥行きのある物語を感じさせる舞台の持つ力とエネルギーに感動し、物事を深く丁寧にすくい上げることの大切さを語りかけてくれるように刺激をもらいました。