先月末、日本では総選挙、そして政権交代となりましたね。
投票率の高さから、今回の選挙への国民の関心がとても高かったと知りました。
きっと日本では、テレビで選挙速報や報道特番が組まれ、日本全国津々浦々、
選挙の成り行きを見守っていたのではないかと思います。

アメリカにいると、テレビから流れてくるニュースは、アメリカ国内のニュースが中心。
日本のニュースはそんなに数多く入ってきません。

私はこちらに来てから、日本のニュースはインターネットでチェックして知る事が多いです。
インターネットなら、海外にいても日本のニュースを随時知る事ができます。

ただ、日本にいて日本のニュースを聞いていた時と、
アメリカにいて日本のニュースを知る時とでは、伝わってくる感じがすごく違います。
海外にいて、政権交代の事実を記事を読んでも、
同じニュースを日本で聞いた時ほど実感がわきにくいのを感じます。
日本の一大変事でさえも、実感がわかないのは不思議な感じです。
国内にいたら周り中その話題で溢れていて、私もきっとその最中にいるんだろうな。
日本の外にいる事を改めて感じる瞬間です。

そういえば、前首相が内閣総理大臣になった時も、私はアメリカにいました。
日本に帰ってから、自分が日本を発った時とは違う人物が首相をやっているのを見ても、しばらく慣れなくて、
ちょっとだけ自分が浦島太郎になったかのような気持ちを味わったのを思い出します。

海外にいて日本のニュースを聞くたびに、
中にいて感じる事と、外から見て知る事とでは、こんなにも感じ方が違うものなんだな、と驚いています。