Getty Museumに行きました。
ここは、石油王ポール・ゲッティ氏の個人のコレクションと遺産による美術館。
山の頂上にある美術館なので、麓からトラムに乗って上ります。
頂上について目の前に現れたのは、真っ白で広々とした床と階段、曲線を描く美しい建物、
そして手を伸ばせば届きそうな青い空。
階段を上りきって、その規模にびっくり。

美術館は、東、西、南、北と展示パビリオンの5つに分かれていて、
それぞれ絵画や彫刻のコレクションが多数展示されていました。
また建物自体の建築も美しく、中庭には多種多様な植物がたくさん。
美術館は、全ての展示を見る事ができないほど広大。
そこで私は、自分の興味のある印象派の作品を中心に観て回りました。
モネ、ゴッホ、セザンヌ…
教科書にも載っているような有名な画家の絵画がずらり。

一つの絵の前で、その絵を以前どこかで見た事があるような気が…。
記憶を辿ると、以前パリを訪れた時に行った、オルセー美術館で見た作品の事を思い出しました。
たぶん同じ画家の作品だったのだと思います。

遠く海を越えた離れた地で、同じ人の違う作品に出会えるなんて、なんだか不思議な気持ち。
作品が画家の手を離れ、誰の手に渡って今ここにあるのか、絵画の辿った軌跡を思うと面白い。

中庭には様々な植物と水の流れている水路や小さな池、たくさんの花々と鮮やかなグリーンの芝生、
白い美術館とのコントラストが美しい。


展望台からは、ロサンゼルスの街が一望でき、素晴らしい眺めも広がっています。これらの全てが個人の所有物だなんて本当に信じられない!
たくさんの絵画や彫刻にふれ、美しい花や景色を見ながら一休み。
心がリフレッシュできる素敵な美術館なので、LAのお気に入りスポットになりました。