先週末行われたF1フランスGP。
マニクールサーキットを制したのはフェリペ・マッサ。
そしてマッサは現在のポイントリーダーに躍り出ました。

マニクールサーキットは、私にとっては好きなサーキット。
スタート時、マシンが一列になって走り抜ける時のスピード感には、迫力があります。
今レースで特筆すべきは、レース終盤における表彰台をめぐる3位4位争い。

実は今月11日、トヨタの初代チーム代表のオベ・アンダーソン氏が事故で亡くなりました。
3位を走るトヨタのヤルノ・トゥルーリ選手は、アンダーソン氏に追悼を捧げる黒いバンドを腕にして、
出走していました。

レース終盤、トヨタ2年ぶりの表彰台をかけて3位を走っていたトゥルーリに迫りくるマクラーレンの
H.コバライネン。
トゥルーリのマシンにコバライネンが並び、ついに抜かれるかという場面で、なんと2台が接触!!
トゥルーリは、コバライネンの猛攻に対して、接触しても譲らない強い意地を見せる走りで3位を死守!
トヨタは2年ぶり、トゥルーリ自身3年ぶりの表彰台を獲得しました!
レース後、マシンを降りたトゥルーリが、腕の黒いバンドを指で弾く仕種を見せ、
チームメイトと表彰台を喜び合う様子は感動的でした。
元チーム代表の故オベ・アンダーソン氏の追悼グランプリで、2年ぶりの表彰台を獲得したトヨタ…
スポーツでは、時に様々なドラマが現実に起こるので本当に感動します。
競技に、全力で向かってゆくチームや選手の姿は、どのスポーツを見ていてもかっこいいなと憧れます。

1年をかけて世界中を周るF1グランプリ。
次にマニクールサーキットを見られるのはまた来年。
1レース1レース見逃せないF1の魅力は、そこにもある気がします。
次のイギリスGPでは、どんなドラマが待っている事でしょう☆