読書の秋。
本を読むのは好きな方ですが、読むペースがあまり早くありません。

たいてい二冊を同時進行で読んでいて、一冊は分厚く、一冊は薄い本。


せっかく本を読むのなら、作品の世界観をじっくりと味わえる長編を読みたいけれど、
長編だとちょっとした時間に読むのには、なかなか読み進まない。
そうなると本を開くことからも遠ざかってしまって、
ただでさえ遅いペースがぴったり止まってしまう事があるんです。
あまりに時間が空くと内容を忘れてしまい、違う本が読みたくなったりして。
そんな時に、もう一冊薄い本があると、あまり時間のない時や長編を開く気になれない時でも、
良い気分転換で読める。

私の場合は、薄い本と分厚い本を交互に読むことで自然と読書のペースがあがるんです。
そして不思議と、たいてい同じくらいの時期に二冊とも読み終わります。
一冊を読み終えると、同時に読み進めていた本も早く読み終えたくなって、
余計に読書が進むのだと思います。

二冊を同時に読むのは、本を選ぶ時にもいい事があるんですよ。
一冊は、どうしても読みたい本、もう一冊は、その時興味を惹かれたり、
以前から気になっていたけど読んだことのない作家やジャンルを選ぶ。

最近読んでいるのは、金八の撮影中に武田鉄矢さんが司馬遼太郎さんの本について
お話をされていたのを聞いた後に、書店でたまたま見つけた『手堀り日本史』。

一冊ずつ読んでいた頃よりも、もっと広い目で本を選べるようになり、
読書の幅も広がったと思っています。
自分に合った本との付き合い方、皆さんはどんな風に秋の読書を楽しんでいますか?