高松港から船に乗って約1時間。
直島は、数多くある瀬戸内海に浮かぶ島の一つ。
本島の面積は8.13k?、人口は約3,600人。
15分もあれば車で海岸沿いをぐるっと一周できてしまうくらいの小さな島で、
「瀬戸内海の風景の中、ひとつの場所に、時間をかけてアートをつくりあげていく」活動が
行われています。

前から一度行ってみたいと思っていた場所に、ゴールデンウィーク中にやっと行けました。
直島の見所は大きく3つ。
『ベネッセハウス』『家プロジェクト』『地中美術館』。
午後一番の船で着いて、帰りの船の最終便がPM5:00。
時間に限りがあり、連休で混雑していましたが、
今回は『ベネッセハウス』と『家プロジェクト』の一部を見ることができました。

『家プロジェクト』は、古くからの瀬戸内文化と現代アートが融合した、家一軒、全体を見学できる作品。
家から家までは距離があるので、全部で三軒あるうちの、一軒を見てきました。
倉のような土間がある古い家の中に、光る数字の水溜まり!
今まで、あまり見たことのない取り組みが表現されているのを感じました。

『ベネッセハウス』は、建築家の安藤忠雄氏による宿泊施設をともなった現代アート・建築の美術館。
一つの建物の中に、木と白壁のやすらぎのある空間とコンクリートの現代的な空間が同居していました。
広々として解放感のあるフロア、閉じられて一方から入ってくる光が際立つような作りの塔。
それらが混在しているのが面白く、まるで迷路に迷い込んだみたい…。
固いものを柔らかく見せたり、機械的なものが有機的に感じられたり、
建物全体で一つの空間芸術を表していました。

ベランダから外に出ると、そこから見える景色は絶景!
眼下に瀬戸内海が一望でき、夕暮れの紅に染まって光る海が綺麗で印象的でした。
瀬戸内海に浮かぶ島々にその間を行き来する船。
ここからの景色は他のどこから見る景色にも勝る、のどかな風景…。

帰りの時刻が近づき、港付近にやってくると、カボチャのようなオブジェを発見!

この島には他にも、唐突に現れるこのようなオブジェがあるみたい。
直島は、瀬戸内の自然と文化、現代アートが融合して、島全体が美術作品のよう。
暮らしとアートの共存を体感できる島でした。

今回見れなかった『家プロジェクト』『地中美術館』を見るために、また戻ってこようと思います。