鱗文様は、正三角形または二等辺三角形を上下左右に連続して配した柄で、

蛇や竜、魚の鱗に似ていることから「鱗文」といいます。

 

弥生時代の土器に、すでに三角形の連続模様が発見されており、

死者を守護する願いを込めて埋葬品などにも使われていたのでは

と、言われております。

 

また、死者の霊は蛇の姿で現れると信じられたことから、

鱗は強い呪術性をもつとされました。

三角形以外でも種類としては、まっすぐな枝に花をつけた「槍梅(やりうめ)」

花びらをねじった「ねじり梅」、梅の花を図案化した「梅鉢(うめばち)」

などがあります。

 

◇鱗文様で鼻緒制作

 

 

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