私の好きなもの(その49)なでしこ2

 

 

ミンミンゼミが「熱いよ、暑いよ」と言って鳴いています。今日7月29日外の気温は、30度以上。

深夜のなでしこの試合を見ていて、そのあと部屋でゆっくり休んでいました。

いろいろな競技の速報が、TVを通して伝わってきます。

個人競技もさることながら、団体競技の戦いに、目が動きます。

 

 

競技の内容によっては、1回負けたらそれで終わりか、敗者復活があるのか。

できることなら敗者復活戦のある方が、選手のやる気が出ていいと思います。

惜しかった男子ハンドボールクロアチア戦。残り0秒で逆転されて敗れます。

男子バレーボール対ドイツ戦。セットカウント、2対3で敗れました。

 

「おしい!」「もう少し!」『頑張ったのに!』「タイミングがあわなかった!」

「味方とぶつかって!」「ケガでのアクシデント!」負けの理由はいろいろです。

それでも前向いて、進んでいかなきゃいけないし、調整も合わせないといけない。

昔、明治大学ラグビーの総監督、しまおか先生の色紙は一言【「前へ!」】

 

強豪スペインに敗れて、そのあと強豪ブラジル戦のなでしこジャパン。

相手の攻撃、縦のワンツーパスで先制点を入れられて後半。時間が過ぎ・・・・・。

なでしこのエース田中選手は、調子を落としたのか、私の眼には体が重かったかな。

いつもの切れはなく、PKのチャンスにも外してしまい、敗戦濃厚。嫌なムードになった時・・・・。

 

 

攻めあがって、ペナルティーエリア内で、相手のハンドを勝ち取ります。そこで登場は、田中選手でなく

主将の熊谷選手。ゴール右隅に決め同点とします。

なんと、昔でいうとロスタイム(今はアデショナルタイム)。

そのあとゴールしたボールを急ぎセンターサークルに持って行ったんです。

それは次のプレーで勝つという、意気込みを全員に知らせた行為。「あっぱれ!でかしたよ!」

 

 

後半出場の谷川選手(19歳)が、相手陣地内でのルーズボールから、

キパーの頭越し左隅の中距離シュート。見事、若い力のやりがブラジルを突き刺し倒す。

ヤングパワーが均衡を破ります。試合終の円陣で、隣の選手と手をつなぎ、

「あ」、「り」、「が」、「と」、「う」「ありがとう!!!」の声出し。

 

 

なでしこの選手一人ひとりの、笑顔いっぱいの姿を見て「みんなかわいいな!」

チームで勝ち取った大逆転。最後まであきらめなかった選手たち。

ほんとうにこれからの試合に、ようやくスタートした感じですし、勇気をもらいました。

素晴らしいゲームを見させてもらい本当に、ありがとう、ありがとうございます。

 

 

ゲームの中心の長谷川選手が、あまり目立たない方が活躍できるのかな。

スペインの守りにプレスに押されて、良い面が出せなかった。ブラジルはそこまでプレスしてこなかった。

無駄なような動きを、相手が嫌がるような、一歩でも引いてくれるような守りを、

なでしこが今度、やってほしいです。

 

私が団体競技がいいと思うのは、みんなでその試合を体感し、想いを共通できるからです。

泣いたり笑ったり、失敗したり、成功したり、負けたらそこから

みんなで前向いていける、伸びしろを共に感じるからです。

そこでは指導者の助言が大事になってくるでしょう。

 

オリンピックで普段の活躍をどれだけ出せるか、出し切れる人が勝者になるでしょう。

ゆずの「栄光の架橋が」頭によみがえります。がんばれニッポン。選手の皆さん。

関係者の皆さん、日本中の応援する皆さん。そして相手になる諸外国の選手の皆さん。

クーベルタン男爵の精神に基づき、正々堂々、力いっぱい戦ってください。