私の好きなもの(その29)カッパご飯

 

 

日本人はご飯が主食です。白米はおいしいですね。

私を育ててくれた父は母は、今はいませんが大変感謝しております。

ご飯を食べさせてくれました。今だと当たり前に聞こえるかもしれませんが…。

いつも白いご飯ではありません。

 

 

 

食べ盛りの子供が4人、工夫をしていたようです。

ごはん(お米)より安い単価のものを多用したんです。

「何だと思いますか。」

それは麺です。生でなく乾燥した麵です。

 

夏はそうめん、冷や麦。

冬は煮込み野菜うどん。野菜は自家栽培。

収獲時は旬の野菜をたくさん。

野菜で育ったようなものです。

 

 

 

貯えの利くものは積極的に作っていました。馬力があったんです。

たとえばサツマイモ。玄関の脇に穴掘って貯蔵。

ぬか漬け、キュウリ、ナス、大根、オクラ、たまにニンジン、

らっきょ、独特のカメにらっきょと塩と何かを入れて寝かせます。

梅酒、梅に氷砂糖に焼酎を入れて寝かせます。

梅干しつくり、落ちた梅、落とした梅を干して、塩で漬けます。

株の酢漬けもありました。

 

それに季節の新鮮野菜が合体して食卓に上るわけです。

量は半端ではありません。

大盛でもすぐに食べてしまう子ザルが4匹もいるわけです。

 

 

夏場のぬかづけは最高においしかった。

芳香性があり、野菜独特の甘みとうまみがあったんです。

白いご飯ときゅうりの漬物で食べられたのが最高でした。

今でもキュウリのお漬物をおかずに、ご飯を何倍も食べれます。

 

 

ポリポリ食べるキュウリ、それに白ご飯は最高です。

他に何もいらないんです。

私の好きなカッパご飯です。