私の好きなもの(その6)映画鑑賞
私の幼き日、あそび場所は映画館の中でした。なぜか。
それは親族の経営で、容易に中に入れてくれた時がありました。
テレビが出てくる前に、大衆の娯楽として、たくさんの観客があったことを覚えています。
また学校単位で、文部省推薦の作品を、鑑賞に行ったこともありました。
お正月は餅まきがあったり、おひねりをまいたりで賑やかでした。
大衆演芸をステージで行ったことも覚えています。
アメリカのハリウッドで作られた作品が盛んに上映されていました。
しかし私は幼いために、じっくりなど見ません。
走り回っていました。だから物語りの筋はわかりません。
でも、ジョンウエインの西部劇や大川はしぞうの
チャンバラ劇、忍者物、チャップリンやパントマイム、
見たことのない夢の国に連れて行ってもらえてたんです。
日活の吉永小百合、浜田さんの青春シリーズ。東宝の森繁久彌、フランキィー堺の喜劇シリーズ、
忍者シリーズ、加山雄三の若大将シリーズ、ゴジラやラモスの特撮シリーズ
シリアスなものでは、「喜びも悲しみも幾歳月」長谷川和夫の「日蓮」などに、興味をひかれました。
今は歴史に関連したもの、や純愛物語、またスポーツをテーマにしたストリィーを好んでいます。
映画からテレビに移行したとき、好んで見ていたのは、
木曜10時6チャンネルでやっていた木下恵介アワーでした。
(今から50年位前の話です。)
淀川長治さんの「日曜洋画」の語りが好きで、懸命に映画を見ていました。
今は「ワウワウ」で映画をテレビで楽しんでいます。