「だまされたんかな」

 

 

好きなスイカのこと、好きなお蕎麦のこと考えていたら何かすっきりしない。

食べたくても食べたくない。要するにいつもの夏の暑さはないんです。

そんなことを考えながら、山形の山寺につきました。

杉の木で覆われたところ。

 

はるか昔なのではっきりしないのですが、

 

 

入り口で入場料を払った記憶があるんです。

違ったらごめんなさい。

階段をセッセ、セッセ上っていきます。数えたんですが正確な数は飛んでいます

記憶に1300段くらいの数が浮かんできます。

違っていたらごめんなさい。

 

 

『静けさや 岩にしみいる 蝉の声』

 

頭にその句がグルリン、グルリンしています。

肌寒いので階段を上っていても汗かいていません。

意外と自分を見失わず登れました。

 

芭蕉が読んだ岩はあったよ。でも蝉の声はちっとも聞こえてこない。

「なんか知らねーけども、だまされたんかな。」

 

異常気象だった山形。スイカもおそばも食べなかったし。

もし無理して食べて、お腹でも壊したら大変なことになっちゃうよ。

 

芭蕉は秋田の県境にある羽黒山まで行ったと資料にある。

けどおいらはそこまでいかなかったんだ。

 

 

何故かというとそのあとは先に進まず、新潟に行く方向転換をしています。

何故か知んねーけど、仲間がその先にいねかったのかな。