「深川」

 

 

 

5街道では路の紹介に終始した感じですね。

今回は、人物に焦点を当ててまとめていきたいと思います。

その人の名は「松尾芭蕉」

俳諧の世界では、右に出る人はいない?

現在も多くの俳句が読まれています。

江戸時代にそれを作り上げたというのだからすごいの一言です。

 

個人的には「夏草や 兵どもが 夢のあと」という句が心に響きます。

何故かというと、当時の時代から見て戦国時代の武将の戦いから、その兵たちの

憧れというか、できなかった夢を表しているからです。

 

 

 

芭蕉の目から見て、俳句を作ることが多いのではないかな。

だから歴史に目を向けてのこの句は心に響くんです。

 

「奥の細道」 

これは芭蕉と弟子の空が、44日くらい歩いて旅をします。そして現地で

大歓迎を受けます。その中で仲間たちと有名な俳句を作っていくのです。

何か、葛飾北斎のあの富士山の画と似た共通項があるんです。

地方地方で立ち寄り宿に泊まり作品を作っていく。

 

最初この言葉を聞いたときに暗い路地の細道を行き、

袋小路のような感じでとらえていたんです。

無知もいいとこ、無茶苦茶ですね。

 

スタートの深川の定宿を探したのですが探せませんでした。

「情けないね。」「スマホを使えば一発じゃん。」

すいません。使い方がわからなくて。

 

 

 

仕方がないから近くの公園でテントを張り自転車は、陰に置きました。

10時くらいで寝ようとしたのですが、公園は電気が赤々とつき、人通りが多かったんです。

 

初めてテントを立てたので、心配で寝れなかったんです。

「何か言われるんじゃないか」「びく、びく。」

 

横になり、うつらうつら。眠れません。

 

 

 

あさがた、テントから出て、あたりを見るとアブラゼミの幼虫が脱皮し始めているんです。

おもわず、じっと見ていました。生まれて初めて1時間くらい観察していました。

生命の変換。門出のお祝い。神々しいその姿に感動して自転車をたたみ、あ間違えた。

テントをたたみ荷物をまとめ深川から出発しました。

 

 

レッツ、レッツ。奥の細道!行くぞ、おう、おう。