「テレビを見ていたら・・・・・」

 

       (何見てるの!)

 

 先日(4日くらい前)何気なくリモコンで、チャンネルボタンを押して、

無作為に、画面を眺めていました。すると、あるチャンネルで、若手の歌い手と作詞家が対談をして、

曲紹介というか、説明をしていました。かかっていたのは、フォークソングで、

1970年代に出た「赤い鳥」が歌っていた、「竹田の子守歌」でした。

 

「だから何なのさ!」

 

この曲のメロディーや歌詞の内容、ボーカルのきれいな

ソプラノに新鮮さというか、懐かしさを感じ、

高校生だった時に通学の途中で大きな声で

歌っていたことがありました。

 

     (ヨーロッパの鉄道の駅舎です)

 

 

「それでどうしたのさ?」

 

「作詞家の先生が話されたんです。」

 

「赤い鳥」の名前は、大正時代に、起こったデモクラシーと同じころ、

文芸の世界にも、物語や絵画、彫刻など一般の人にも分かりやすく興味の持てる

運動がおこったのです。(個人的にはこの時代は好きです。)

 

童謡や物語で、子供たちが気に入りそうなのを授業で

紹介し、読み聞かせをしたり、一緒に歌ったりしたことがあったのです。

 

大正時代の流れを現代にもと考えて、名前を付けたそうです。その由来は全然

知りませんでした。何かそのことが知れて、心がほっかほっかしてきたんです。

 

その関西のグループの考えに共鳴してしまいました。すごい人たちだ。

 

「作詞家の先生は続けます。」

 

海外の有名な多くのアーチストたちは、スコットランドやアイルランドの昔からの曲を

編曲したり、一部を変えて現代の曲にして演奏したり、ボーカル(歌唱)で歌ったりして、

ヒット曲を量産しています。

 

「その先生は、勉強してるね、それから‥‥」

   (滝といえば、じょうれんの滝かな?)

 

 

「赤い鳥」のグループも、日本に古くからある民謡や古い歌を探して、

現代風に変えてレコードを出したんです。

 

「だからどうしたのさ?」

 

日本国中の人がそれを手にしたのです。ミリオンセラーになったんです。

 

「すげー!」

 

(恋人もいなーいのに赤い花束抱いて…赤じゃねーし。)

 

大正時代に起こったルネッサンス(人間復興)の名前をグループ名にして

京都の古い子守唄を掘り起こして、編曲し、美しい男性、女性のハーモニィーで

歌い上げ、フォークソングのレベルを、アップアップにしていくんです。

自分の中の点々が線になっていきます。

 

「それってやっぱすごいね!」

 

もっとすごいことに、その「赤い鳥」は次にもっと、大ヒットを飛ばすんです。

みなさんも知っている曲です。

 

「何て曲なの早く教えて。」

 

それは「翼をください」という題名です。小学校や中学校の

音楽の教科書や、歌集に載ってるぐらいみんなに愛された曲です。

 

曲想が何か心に染み入り、美しさも感じ、聡明感のあるうたいやすい、

合唱しやすい、すばらしい曲なんです。

 

「昔の曲を活かしてってまだあるのかな?」

 

専門家じゃないけど、よく耳にはいるのは「やーれんそーら、どっこいしょ」

「ヘイヘイホ」「とーりゃんせとうりゃんせ」「あるこう、歩こう」など。

 

       (何かすごい写真だね)

 

 

「外国の赤い鳥ってやっぱり人気なのかい?」

 

オーストラリアに旅行した時、現地の人たちが歌った

昔からの曲が妙に懐かしく感じて、いいなと感じました。

 

イギリスのリバプールはビートルズの誕生した土地です。

町全体にビートルズを感じました。

そこからベルファーストにフェリィーで渡って、

アイルランドを自転車で1周した時、

ラジオで音楽を聞いていました。その時感じたのは

アイルランドの民謡やフォークソング、別れの歌などが

 

ビートルズのあらゆる曲にしみこんでいる気がしたんです。

 

   (アイルランドの少女のイメージです)

 

それは自分の肌で感じたことです。

昔からの曲を今風に変えて発表する。

曲想が何か心にしみり、美しさも感じ、聡明感のある歌いやすい、

合唱しやすい、すばらしい曲なんです。

 

「どんな曲が好きなの、またはお気に入りなの?」

 

「お答えします。」

 

「イェスタデー」

「イエローサブマリン」

「シー ラブズ ハー」

「ヘイ ジュード」

「サムシング」などです。

 

(黒パン。チーズ。ブルーベリイー。青唐辛子。)

 

そんな感じの動きを、日本でももっとできたらいいな。

(そんなこと言わないでできるなら作ればいいのに)

ううん。ちょっと考えてみるね。

「レット イット ビー」もあるかな。