〝新そばの季節〟
11月23日(土)~12月1日(日)まで深大寺で「深大寺そばまつり」が開催されています。
私も初めて参加しました。
平日の小雨が降る中、11時前に深大寺に到着♪
気温も8度と寒かったので参拝客や観光客、蕎麦好きも疎らでした。
◆深大寺参道
今月初め、深大寺の松葉茶屋を訪れたとき、そばまつりのチラシを見つけました!
今年で38回を迎え、結構長く続いているイベントですが今まで全く知りませんでした。
現在も深大寺周辺に20軒以上の蕎麦屋があり、「深大寺そば」が名物となっています。
◆深大寺案内図
深大寺通りから参道を通って山門へ向かう左手に鬼太郎茶屋があります。
メインストリートの山門前には嶋田家(左)と門前(右)があります。
深大寺は約千二百年以上の歴史のあるお寺で、東京では浅草の浅草寺に次ぐ古刹です。
〝深大寺そば〟を食べ歩く前に、本堂と愛猫が眠る動物霊園へ向かいました。
◆山門
深大寺参道や境内も程よく紅葉が始まっていました♪
◆参道から本堂を見る
閼伽堂(手水舎)の水は深大寺の井戸水が使われています。
◆閼伽堂
◆本堂
◆元三大師堂
境内の一番奥(北側)に動物霊園があり、その入口の両側にも蕎麦屋があります。
◆深大寺動物霊園
◆松葉茶屋
◆玉乃屋
動物霊園から西(深大寺墓地方向)へ行ったところにポツンと1軒そば屋があります。
◆深山茶屋
深山茶屋から階段を下りて行ったところに改修工事中の深沙堂があります。
◆深沙堂
深沙堂の背後の水源(深大寺の発祥にかかわる泉)から流れ出る小川。
深沙堂から山門の方へ歩いて行くと左手に水車が目印の一休庵、
右手の弁財天池の畔に青木屋があります。
◆一休庵
◆青木屋
山門の脇に湧水を利用した不動の滝があります。
◆不動の滝
再び山門まで戻り、参道から深大寺通りを西へ向かいました。
◆山門
現在、深大寺周辺で蕎麦畑は姿を消したため、各店は地方の蕎麦処から
蕎麦を仕入れ、独自の工夫を凝らし「深大寺そば」を提供しています。
◆門前
1950年代まで、店として営業していたのは嶋田家(新撰組が結成された文久年間に創業)
のみで、来店客が来てから石臼で蕎麦粉を引き始めたそうです。
「深大寺そば」の元祖と云えば嶋田家です。
◆嶋田家
江戸時代〝深大寺そば〟が付近の名物として発達したのも水の恵みが大きかったと
云われています。蕎麦の栽培、蕎麦打ち、釜茹で、晒しに湧水が利用され、
水車を利用しての蕎麦の製粉も行われてきました。
◆水車館
深大寺通りを歩き水車館を過ぎると右手に大師茶屋がありました。
深大寺通り沿いにあるので駐車場も完備し、食後に深大寺を散策するのに便利です。
◆大師茶屋
大師茶屋から少し行った右側に深大寺で一番の人気店、湧水があります。
いつ来ても行列が出来ています。
◆湧水
そばまつりの期間中のみ「少なめ盛り」(500円)があるとのことで、
食べ歩きのチャンスとばかりに、この機会に食べ比べてみようと思いました♪
しかし、最初に入ったお店で「少なめ盛り」はスタンプ台の絵馬(300円)を購入し、
最初に提示しないと出来ないとのことでした。
さらに絵馬は完売したと聞きダブルでショックでした!
◆深大寺そば屋マップ
「深大寺そばまつり」は、深大寺そば組合が主催し、絵馬は限定200枚販売されたそうです。
一年を通して深大寺は参拝客や観光客で賑わいますが
特に紅葉が始まったこの季節と新そばの季節が重なり、
週末ともなると、どの蕎麦屋も満席となり行列をつくっているのを見かけます。
それなのに限定200枚とは!
聞くところによると初日に160枚以上売れたとのことでした。
さらに10店舗制覇すると、特製そば猪口(先着50名)、
全店舗制覇すると、特製とっくり(先着20名)プレゼントだと後で知り、絶句しました!
数店舗を食べ廻り、いつもの深大寺の雰囲気と変わらず
そばまつりをしているように感じなかったのにはがっかりしました。
プレゼントは興味がありませんが、まつりの期間中、スタンプ台の絵馬に関係なく
「少なめ盛り」のサービスをして欲しかったです!