1999年5月22日 夕
御殿場市にて
御殿場市に広がる田園地帯。
富士山の撮影を初めて間もない頃に訪れたときの光景です。
雲が広がって空が焼けそうな予感がしたので、印象的な木立のあるこの水田で日没を待ちました。
太陽は富士山の右の裾野に沈んでいきましたが、期待していたような夕焼けにもならず、半ば諦めかけていました。
ところがその後息を吹き返したように色が付き始め、やがて空一面が真っ赤に染まりました。
その色は田植えの終わったばかりの水田にも反射して赤く染め上げました。
少し前まで吹いていた風も止み、水面には逆さ富士が現れ、夢中でシャッターを切っていました。