【愛知県岡崎市】 徳川家菩提寺 大樹寺
山門(横から)
山門(内側から)
本 殿
厭離穢土欣求浄土の言葉を胸に、家康公が再起を誓った地。
松平家・徳川将軍家の菩提寺で、文明7年(1475)
松平家4代親忠公により勢誉愚底上人が開山しました。
かつて桶狭間の戦いで敗れた家康公が岡崎へ逃げ帰った際、
大樹寺の周りを敵に取り囲まれこれまでと自害を試みた時、
住職から「厭離穢土欣求浄土、汚れた世を正し太平の世を目指す」との教えを受け切腹を思いとどまったことから、家康公再起の場
として歴史的にも大きな役割を果たしたお寺。
境内にはその際に家康公が佇まれたと云われる松平家8代の墓や、
国の重要文化財であり家康公の祖父・松平清康公が天文4年(1535)に建立した多宝塔などがあります。
また3代将軍家光公建立の山門を起点に岡崎城と大樹寺を結ぶ約3kmの直線は歴史的眺望「ビスタライン」と呼ばれ、約380年間
守られてきた岡崎を代表する景観として知られています。
本堂内の拝観受付奥から始まる大方丈・位牌堂拝観ルートでは、「将軍御成りの間」に描かれた幕末の大和絵師・冷泉為親作
「襖絵(障壁画)」の精巧な復元画や、桶狭間の戦い後に
大樹寺に逃げ込んだ家康公を守ったかんぬきを厨子にいれ
祀った「貫木神」、歴代将軍家等身大位牌や、
家康公73歳の時の木像などが拝観できます。
御本尊
家康公の身長159センチ
三代将軍 家光の乳母 春日局
ゆかりの地蔵尊
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