「飲酒」

「いんしゅ」



酒を飲むこと


ハタチ以下は 飲酒できない

という 日本人の曖昧さが好き


日本で ハタチまで飲酒しなかったのは
えなりかずき君しか居ない

本当に彼は飲まなかった

そして
ハタチの記念に 酒を飲ませた

道で 倒れた


置いて帰った



ハタチの 記念だった
彼は凄い




僕は
十八で飲んだ

それまでは飲まなかった


いや 違うな
正月に お屠蘇を飲んだ

お袋が
嬉しそうに お酌してくれた

それ以外飲まなかった



会社に入って 飲んだ



嘘 偽りも無く

ハタチまえに飲んだ



大学生の
新入生コンパは
浪人していない限り
ハタチまえのはず



曖昧で いいものも、ある


そこんとこ
ちゃんとわかって もらいたい




だめでも いいから

曖昧でいいものも あるのさ




本当に
そう思っている



毎年繰り返される
若者の飲酒問題


目くじらを立てるより
若者の しでかした事を
見守る世の中で あってほしい




曖昧って 素敵なんだよ