作業療法学科2年生の授業で行われた、「日常生活活動学実習」の様子をお届けします
今回の授業では、スプーンを使用したプリン・ゼリーの食事動作を観察し、
身体の動きを細かく分析していきます。
まず1つめの課題として、健常者の食事動作を観察しました。
グループの内1名が実際に食事をし、その様子を色々な角度から撮影します。
撮影したものを確認し、食事の際どのように身体を動かしているかグループで話し合います。
頚部、肩関節、肘関節、前腕、手関節、姿勢のうち
どの部分がどれくらいの動きをしたか、記録していきます
食事の動作は
①スプーンを運ぶ ②スプーンですくう ③口元まで運ぶ ④口腔内に入れる
この流れが基本です。
普段私たちは自然とこれらの食事動作をしていますが、
座位姿勢やテーブルの高さなど、条件が変わると動作にどのような変化が起こるのでしょうか。
食事の姿勢や環境を変えていき、それぞれの食べやすさ・食べにくさについて考えました。
座位姿勢の違いによる動作の変化を観察していきます。
先程のような椅子と机の高さのバランスがあっている条件と比べると、
少し食べづらそうに見えます
テーブルの高さによる動作・姿勢の変化はどうでしょうか。
「食事」は生きていく上で不可欠な行為です。
食事で人との繋がりを持ったり、喜びを感じたりすることも多いのでQOLにも大きく影響を及ぼします。
そんな大切な「食事動作」を、少しでも快適に
机や椅子の高さなどの環境を整えていくことも、作業療法士の大切な役割のひとつです
2年生の皆さん、お疲れ様でした