ゆうべ


仕事

帰り

遅く




それ


とても
遅く




仕事場


ほか


誰も







部屋

電気

消して



閉めて

暗い
廊下

歩き

小さな
あかり

ついた
階段

下りて

職員通用口
から



出た

それ

もう
自由




明日


また
この
建物


入らなくては
ならない


それ
まで

自由




自由






帰るべき
ところ

あり

そこ

食べて
眠り

そう
いう


幾たび

繰り返して
きた

同じ
こと

繰り返し

よう

思える


それ



わたし

たましい




幼虫

よう


何度


脱皮

経て

少し

成長

して
いる





そんな
妙な
ことを
考え






まどろみ

そして
また





いる
木曜日



また
今日
一日

まず

今日
一日

まず




ともあれ

今朝

やっぱり
きっちり
朝ごはん
朝ごはん