木枯らしが吹いたら、急に寒くなってきましたね。

今日も曇りですが、部屋を暖かくして快適に過ごしましょう。

 

さて、今回は古いタンスで、

しかも汎用品の様なタンスを修理してリユースした話です。

大昔の家具といえば、木材(杉板やなら材、ヒノキ等)を使っていますが、

少し前の汎用品の家具はMDF材や化粧合板等を主体にしてコストを下げています。

 

で、化粧合板ですがそのまま塗装すると塗装をはじきます。

さらに、MDF材は水分を吸収すると膨らみます。(塗料も水分です。)

なので、一般的には塗装してイメチェンは難しいとされています。

 

今回はそんな化粧合板とMDF材がメインのタンスの修理とリユースの話です。

 

まずは状態の確認です。

かなりキズがついていて、化粧合板が擦れています。

 

 

また、引き出しの縁もバリがでていたり、中も汚いですね。

 

 

引き出しの受け具も折れていたりするので補強します。

 

 

で、全体をやすり掛けして表面を荒らします。(#240番くらいで)

 

 

引き出しもヤスリ掛けします。写真の上が現状、下がヤスリ掛け後です。

 

天板は特に、その他の引き出しもヤスリ掛けします。

 

 

荒らした表面を硬く絞った雑巾で綺麗にします。

細かい削りくずを取り除いたら、ステインで色付けしていきます。

(塗料よりも少ない水分で色付けできます)

小さい引き出しは殺菌と消臭の為、中まで墨付けして乾燥させます。

 

 

引き出しはオールナット色で全体はマホガニ色にしました。

 

 

最後に全体に透明ウレタン塗装をします。

表面硬化と色落ち防止です。

引き出しには取手を付けていきます。

 

 

背面に焼印をして完成です。

引き出しの中もきれいになりました。