今日も暑いですね。

熱中症に気を付けて作業しましょう。

 

さて、開発装置の仕事の流れですが、

これまで、視察→提案→受注→実験装置製作→実験と行ってきました。

次は、実験結果を踏まえて、量産化1号機の打ち合わせを行います。

 

今回は、実験機があるので、想像以上に具体的な、意見交換を行います。

優先したいのは製造コストなので、

省略化した機能(実験機)でも性能を満足できたかの確認を行います。

追加したい機能とかもあれば、コストと折り合いの着く機構を提案します。

で、大事な事なので、ユーザーの事業計画を再度確認していきます。

(中々教えてくれない部分ですが切り込んで質問していきます。)

 

流通させたい市場価格はいくらで設定しているのか?

量産する場合は何台ロッドで、年間販売総数を何台で考えているのか?

くらいの最小限の情報提供は教えてもらいます。

(たまにですが、あまり考えていないユーザーさんもいますので、

その場合は、事業計画書の作成方法なども提案していきます。)

 

で、これまでの情報を整理して、

1号機の製作仕様書と外観図を作成します。

この資料を基に、作業性や運用方法等の打ち合わせも行い、承認をもらいます。

 

次は、市場価格や量産化の情報を元に、原価計算を行います。

1台当たりの、購入品費や加工品費、人件費、利益、等、

20項目以上の原価を決めていきます。(予算分けです。)

また、費用の支払時期や回収時期もある程度予測して、資金繰表も作成します。

で、1号機の開発費用(1台のみ)の見積を積算し、見積書を提出します。

 

OKが出て、受注したら(注文書が届いたら)

具体的な詳細設計を行います。

また、購入部品商社に見積依頼や、電気設計担当者と打ち合わせを行います。

 

注意ですが、

たまにですが、納期があるので内示で先に設計を進めてくれとか、

言われる時がありますが、基本的に受注するまで、何もしません。

担当者の言い分は判るのですが、「仕事なので」と断る事も必要です。

 

次は1号機の製造の流れです。