今日はとても暖かいですね。
というか暑い。外は30℃くらいある?
さて、問い合わせがあったので、先日修理した日立ハイヒーターエースの修理について、
症状と対策について整理します。
このエラーですが、
簡単に言うと、フロートスイッチの故障だと思います。
このフロートスイッチの役目はサブタンクに断水などで水が供給されない時、
サブタンクが空になったら通電が切れて、
ポンプを停止する空焚き防止の為のスイッチだと思っています。
水が無いままポンプが稼働し続けると、ポンプが壊れます。
それを防止するためだと思います。
私の場合はフロートスイッチの浮きがずーっと水に浸かっている事で、(10年以上)
プラスチックの浮きが割れてボロボロになり、
ついにはサブタンクに水があっても無くても浮きが浮いたままの状態だったのです。
つまり、サブタンクに水があるのに、回路信号としては、
水が無い状態(フロートスイッチがONしたりOFFしたり)を検出したり、
不安定になる事が原因で、ポンプが止まる。←正常な動作です。
ポンプが正常に作動していると、フロートスイッチの真下からボコボコと
循環水と一緒に泡がでてきます。
結構な勢いで水流を作り、この泡がフロートスイッチに当たっています。
で、フロートスイッチの浮きが不安定になっていたのかもしれません。
なので、フロートスイッチの浮きが、ちゃんと浮いた状態であれば、
正常に動作します。
こんな感じでフロートスイッチを取り出し、
逆さまにして疑似的にフロートスイッチの浮きが浮いた状態にします。
で、基板の中心部にあるリセットスイッチを押すと、
水が供給されてポンプが動き出します。
結論:フロートスイッチの浮きが経年変化でボロボロになり、
不安定な状態になった事で、空焚き防止機能が働き、ポンプが動かなかった。です。
対策:フロートスイッチを新しい物に交換するか、
泡が当たらない位置に付け変えるかです。
私は手持ちにあったフロートスイッチを改造して交換しました。
別件で持っていた在庫のダブルタイプのフロートスイッチを
シングルタイプに改造して、
それから、取付ネジがM10なので、幅広のワッシャーを挟んで固定しました。
配線はギボシ端子で、取り外せるようにしました。
フロートスイッチは浮いている時にON
沈んでいる時にOFFの物を使用します。
(現状のフロートスイッチと同じにします)